映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が公開。主演はティモシー・シャラメ。第94回アカデミー賞にて、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞、音響賞、視覚効果賞の最多6部門に輝いた。第79回ゴールデン・グローブ賞では作曲賞を受賞。
『デューン/砂の惑星』は、砂に覆われた惑星“デューン”を舞台に、主人公・ポールの運命、宇宙世界の混迷を軸に描いた壮大なアクション・アドベンチャー大作だ。原作は、1965年の同名小説『デューン/砂の惑星』。『スター・ウォーズ』や『風の谷のナウシカ』、『アバター』など、数多の作品に影響を与えてきた“伝説の1冊”が、長年の時を経て映画化される。
全宇宙から命を狙われる青年、ポール・アトレイデス。彼には“未来が視える”能力があった。ポールは、宇宙帝国の皇帝からの命令で、その惑星を制する者が全宇宙を制するといわれる過酷な砂の惑星“デューン”へ、一族とともに移住するが、実はそれは罠であった。アトレイデス家と宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発。父を殺され、巨大なサンドワームが襲い来るその星で、ポールは全宇宙のために立ち上がるのだが……。
『デューン/砂の惑星』は、第94回アカデミー賞において、作品賞を含む10部門ににノミネート。見事、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞、音響賞、視覚効果賞の最多6部門に輝いた。
第75回英国アカデミー賞では作品賞など全11部門で最多ノミネートを達成、第79回ゴールデン・グローブ賞では作曲賞を受賞している。
『DUNE/デューン 砂の惑星』でメガホンを取るのは、『メッセージ』、そしてSF映画の金字塔とされる『ブレードランナー2049』の続編『ブレードランナー2049』を手がけ、大きな成功を収めたドゥニ・ヴィルヌーヴ。さらに音楽は、『ダークナイト』や『ダンケルク』などの音楽を務めたハンス・ジマーが担当する。
監督のドゥニ・ヴィルヌーヴにインタビューを実施。『メッセージ』以来続けて手がけてきたSF映画の魅力や、作品の表現で追求しているものについて話を伺った。
主人公のポールを演じるのは、『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞にノミネート、その後も『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』など話題作に出演するティモシー・シャラメ。
また、ポールの夢の中に登場する謎の美女チェイニーを『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤが務めるほか、『アクアマン』でおなじみジェイソン・モモア、アベンジャーズの宿敵サノスを演じたジョシュ・ブローリン、アカデミー賞俳優ハビエル・バルデムが、ポールを全力サポートする腹心を演じる。
さらに、『スター・ウォーズ』続三部作ポー・ダメロン役のオスカー・アイザックと『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のレベッカ・ファーガソンは、ポールの両親役で出演する。
<アトレイデス家>
ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)
アトレイデス家の後継者。“未来が視える”能力を持ち、全宇宙から命を狙われる。巨大な陰謀により殺された父の復讐のため、全宇宙の平和のために立ち上がる──。
レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)
ポールの母親。周りに流されない強い意志の持ち主。ポールとともに過酷な砂の惑星“デューン”で自らの運命に立ち向かう。
レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)
アトレイデス家の当主として、勇ましく威厳ある姿で一家を牽引するが、陰謀に巻き込まれる。