ホテル椿山荘東京にて「庭園プロジェクト」が2020年10月1日(木)よりスタート。開業70周年を迎える2022年に向けて、ホテル内庭園で様々な企画を実施する。
南北朝時代から“つばきやま”と呼ばれ、明治、大正時代には山縣有朋、藤田平太郎といった大御所から愛されてきた景勝地に現存する、ホテル椿山荘東京の庭園。時代を超えて人々に癒しと心の潤いをもたらしてきたこの地の素晴らしさを後世へ受け継ぐため、今回ホテル椿山荘は新たに「庭園プロジェクト」を実施する。
「庭園プロジェクト」では主に6つのコンテンツを用意。「東京雲海」、「椿山」復活プロジェクト、「千の光ライトアップ」といった現代技術と伝統的な庭園の景観を活かした企画を展開していく。
まず注目となるのが、庭園に“雲海”を再現する企画「東京雲海」だ。本来、季節や時間的、気温、風など様々な条件が揃った時にのみ出現する“雲海”を、庭園内に人工的に生み出す。
高い日本の技術を使って作られたノズルを用いて、雲や霧と同じ10から20ミクロンの細かい水の粒を均一に発生。庭園内の幽翠池から雲錦池、赤い弁慶橋やほたる沢付近、そして料亭「錦水」まで庭園の4分の3を覆うエリアに“雲海”を創出する。
“雲海”が出現した庭園内では、手の届く距離に霧が広がり、目の前が真っ白になり全身が霧に包まれる、ワクワク感のある特別な庭園散策を楽しむことが可能。朝・昼・夜と1日に数回発生させ、タイミングによって異なる景色が広がるほか、“雲海”を黄金色や錦色に染める演出も実施する予定となっている。
2008年に開始した庭園のライトアップが、「庭園プロジェクト」によってリニューアル。庭園内の木々を1,000灯の光で一本一本ライトアップし、都会のイルミネーションとは一味違う、優しい光で空間を満たしていく。
強弱のある灯り方や点灯と消灯を繰り返す、動きのある光の演出が織りなす幻想的な景色は必見。夜しか体験できない庭園体験を楽しんでみて。
また、開業70周年に向けたメインプロジェクトとなるのが、「椿山」復活プロジェクト。2020年から2022年の約3年の間に、合計約10,000本の椿を植樹し、南北朝から江戸・明治時代期のような、椿が咲き誇る景観を再現する。
なお、そのほか、立体サラウンドシステムを用いて庭園内に鈴虫や松虫、コオロギといった、虫や江戸時代の時報であった鐘の音を再現する「聴蟲&時の鐘」、1日2回庭園を横切る流れ星の演出「祈り星」、庭園の歴史を知ることが出来る「オーディオガイド」といった企画を用意。是非この機会に、歴史と伝統が根付くホテル椿山荘東京の庭園に足を運んでみては。
【詳細】
ホテル椿山荘東京「庭園プロジェクト」
実施時期:2020年10月1日(木)~
場所:ホテル椿山荘東京
住所:東京都文京区関口2-10-8
■東京雲海
実施時期:通年
※実施時間など詳細は公式ホームページで公開。
■千の光のライトアップ
実施時間:日毎の日没以降
■祈り星
実施時間:1日2回 19:30~/21:30 約30秒間