映画『とんかつDJアゲ太郎』で共演する北村匠海&伊藤健太郎にインタビュー。両者ともに日本アカデミー賞新人俳優賞受賞の経歴を持ち、今最も注目される若手俳優世代の中心となる存在だ。
映画『とんかつDJアゲ太郎』は、三代目の跡取り息子の主人公・勝又揚太郎(かつまた あげたろう)が、初めてクラブを訪れたことをきっかけに、“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつ DJ アゲ太郎」を目指す、人気同名コミックスを原作とする物語。アゲ太郎をはじめ、彼を取り囲む奇天烈なキャラクターたちが繰り広げる爆笑必至なコメディ作品となっている。
2人が演じるのは、主人公のアゲ太郎(北村匠海)と、そのライバルとなる大人気DJの屋敷(伊藤健太郎)。今回のインタビューでは2人に、映画で共演した感想からお互いの関係性、共通点まで話を伺った。プライベートでも仲が良いという北村と伊藤。その理由とは?
初めて脚本を読んだ時の感想を教えてください。
北村:原作がぶっ飛び系漫画で...その映画の脚本ということで文字だけだと訳が分からなかったです。(笑)
初めて脚本を読んだ時はとりあえず、アゲ太郎が“ヤバい奴”だということだけ読み取れました。(笑)どんな映画になるのかちょっと想像がつかなかったですね。
伊藤:僕は原作を知らなかったので、本当に知識ゼロの状態で読んでいたんですけど、自分の役よりもアゲ太郎の台詞を見て「これ匠海がやるんだよな...?」ってなってました。
いつもの匠海のイメージと全く違う役なので、読めば読むほどそんな役を演じる匠海の姿を想像してワクワクしました。(笑)
そんな“ヤバめ”なキャラクターを実際に演じている北村さんの姿を見ていかがでしたか?
伊藤:僕自身はすごく嬉しかったですね。
これまではアゲ太郎みたいな役が自分で、自分が演じた屋敷みたいなクールな役が匠海のイメージだったので凄く新鮮でした。そういうぶっ飛んだ役を演じている匠海の姿を見れて良かったです。
あと、主役が匠海でそのライバル役として自分が作品に参加出来たことが嬉しかったです。
北村:今回慣れないキャラクターを演じる上で本当に健太郎に助けてもらったので、どこかでこの借りを返さないといけないなって思ってます。それこそ健太郎主演の映画で脇を固める1人として出演したいです。
伊藤:泣ける~(笑)
北村:その時はちゃんと呼んでくれよ(笑)
映画『とんかつDJアゲ太郎』はクラブを舞台に物語が進んでいきますが、お2人が実際にDJをするとしたらどんな曲でフロアを沸かせたいですか?
伊藤:実際そう聞かれるとなんだろう...DJが流す曲ってなんでもいいの?
北村:なんでもいいんだよ。レッチリさんでもSMAPさんでも。
伊藤:レッチリもSMAPも最高だね!なんでもいいならNiziUも流したい。(笑)
北村:最近ほんとに健太郎NiziUさん好きだよね(笑)僕個人としてはテクノとかハウスが好きなんですけど、2人でやるならアメリカのロックバンドとか尾崎豊さんを流したいですね。
お話を伺っていても、お2人は本当に仲が良いんですね。
伊藤:僕の交友関係って“親友かそれ以外か”って感じなんですけど、匠海は“親友”ですね。
北村:僕も仲良くしている人を聞かれたら、一番最初に健太郎を挙げます。でも多分出会った頃は、お互いかなりトゲトゲしてたんですよ。当時は、思春期というか高校を卒業したばかりの18、19歳の頃で。妙に大人ぶってた時期というか...(笑)