六本木ヒルズ開業10周年を記念してオープンした、都市模型にユーザーが自由に3Dプロジェクションマッピングを投影できる世界初のWebサイト「TOKYO CITY SYMPHONY(トウキョウ・シティ・シンフォニー)」。本サイトが第60回カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル サイバー部門(CYBER LIONS)において、シルバー賞を受賞した。
作品では、森ビルの独自技術で1:1000スケールにて制作した東京の都市模型を舞台に、ユーザーが自由に3Dプロジェクションマッピングを投影し、オリジナルの映像や音楽が楽しめる。サイト上でキーボードをタッチすると、それに合わせて様々な3Dプロジェクションマッピングの映像と音楽が再生され、自分自身で東京の街を自在に彩ることができる。まるで東京全体がキャンバスになったかのような映像体験を楽しめ、完成した映像はFacebookやTwitterで世界中に発信することが可能だ。
このWebサイトは東京をより魅力的で世界に誇る都市にできるよう、六本木ヒルズからさまざまなムーブメントを起こしていくという、開業10周年のテーマ「LOVE TOKYO」を表現したもの。世界に向けて「都市を考えるきっかけ」を発信している。非常に緻密な建物一つ一つの輪郭を切り出し、それぞれに映像を照射するという、世界でも類を見ない3Dプロジェクションマッピングのクリエイティビティと「東京を世界一の都市にするという森ビルの志と活動そのもの」が評価され受賞に至った。
クリエイティブディレクターを担当した大八木翼はこうコメント。「小学生の頃からずっと憧れ続けてきて、そして今でも大好きな「TOKYO」という街へのラブレターみたいな作品。構想から制作まで9ヶ月をかけたこの作品を、一緒につくりあげてきたスタッフ、熱き志を持って、何十年もの間にわたって東京を"世界に誇るTOKYO"へと進化させ続けてきた森ビルの皆さんにありったけのありがとうを伝えたい。」
今年4月下旬のサイトオープンから約2ヶ月が経過し、アクセス数は100万回を突破。YouTubeやVimeoでの動画再生回数も30 万回を超え、日本だけでなく世界140か国へと広がりをみせている
【Webサイト詳細】
TOKYO CITY SYMPHONY
URL:http://tokyocitysymphony.com/
【クリエイター 】
クリエイティブ・ディレクター:大八木翼
Webディレクター:馬場鑑平
プログラマー:渡邊敬之
デザイナー:前田定則
映像ディレクター:TAKCOM
音楽作家:三浦康嗣
3Dプロジェクションマッピング:寺井弘典、加島貴彦
プロジェクション/システム:橋本俊行、中野誠也、岸本智也