舞台・COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』が2021年11月3日(水・祝)から28日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで、12月4日(土)から12日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。演出は松尾スズキ、作は藤本有紀が担当し、松たか子、神木隆之介、小日向文世らが出演する。
劇団『大人計画』を主宰し、多数の作品で作・演出・出演を務める松尾スズキ。「シアターコクーン」には、2000年に上演されたミュージカル『キレイ-神様と待ち合わせした女-』で初登場して以来、『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』『ニンゲン御破算』『フリムンシスターズ』など、ユニークなオリジナル作・演出作品を発表し続けてきた。また、2020年1月には同劇場の芸術監督に就任した。
今回上演される舞台『パ・ラパパンパン』では、松尾が「シアターコクーン」において初めて自作以外の戯曲演出に挑戦。脚本は、2016年に松尾が主演を務めたNHK木曜時代劇「ちかえもん」で第34回向田邦子賞を受賞した藤本有紀が担当する。ドラマ「花より男子」や映画『居眠り磐音』など数々の話題作品を手掛けてきた藤本が、『パ・ラパパンパン』ではティーン向け小説家が主人公の“ゴージャスでファンタジック”なミステリーコメディを描く。
鳴かず飛ばずのティーン向け小説家(松たか子)は困っていた。つい雰囲気に流されて、書き方も分からない「本格ミステリーを書く!」と宣言してしまったのだ。
担当編集者(神木隆之介)は呆れながらも構想を尋ねると、どれも見事にアガサ・クリスティーの超有名なミステリーのパクリや犯人が一瞬で分かる設定。あれこれ修正すると作家は逆ギレする始末。
仕方なく編集者は構想を手伝うことにする。作家は壮大なイメージだけは描いており、世間はクリスマスシーズンという思い付きから「クリスマス・キャロル」の世界を舞台にし、そこに登場する極悪非道の貸金業者・スクルージ(小日向文)が殺されるというミステリーを考え始める。
やっと書き終えたと安心して寝ようとした瞬間、「彼は犯人じゃない!!!」と気づいてしまう。書き直しをしようと慌てて編集者に連絡を取ろうとしたその時、現実でも事件が起きる。
『パ・ラパパンパン』は、豪華なキャストも見どころの一つ。主演のティーン向け小説家役には、人気ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」での好演が記憶に新しい松たか子を起用。また、ティーン向け小説家に振り回される担当編集者役は神木隆之介が、極悪非道の守銭奴と名高い貸金業者・スクルージ役は個性派俳優・小日向文世が演じる。
さらに、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀と総勢16名の実力派俳優も勢揃いする。
COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』
演出:松尾スズキ
作:藤本有紀
出演:松たか子、神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世
企画・製作:Bunkamura 大人計画
<東京公演>
期間:2021年11月3日(水・祝)~11月28日(日)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
チケット一般発売:2021年9月12日(日)
主催:Bunkamura 大人計画
<大阪公演>
期間:2021年12月4日(土)~12月12日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール
住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5
チケット一般発売:2021年11月7日(日)
主催:サンライズプロモーション大阪