直木賞作家・島本理生の小説『よだかの片想い』が実写映画化。2022年9月16日(金)に新宿武蔵野館ほか全国で公開される。
2018年に『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞を受賞し、これまでに『ナラタージュ』『Red』などの著作が映画化されてきた作家・島本理生。そんな島本の作品の中でも傑作恋愛小説と評される『よだかの片想い』が実写映画化する。
主演・前田アイコ役を務めるのは、映画『今日も嫌がらせ弁当』『ゾッキ』などに出演した松井玲奈。小説家としても活動し、読書好きで知られる松井が大ファンを公言する島本作品のメインキャラクターを務める。
また、アイコの思い人となる飛坂逢太役には中島歩が抜擢。第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『偶然と想像』や、第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出された『サタデー・フィクション』など出演作の公開が控える注目の俳優だ。
前田アイコ役:松井玲奈
理系女子大生の前田アイコ。顔にアザがあり、幼い頃よりからかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びには消極的になっていた。大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題に。本が映画化されることになり、友人の編集者の手引きで、監督の飛坂逢太と会う。
飛坂逢太役:中島歩
アイコの本を原作とする映画の監督。仕事第一で女性にも不自由しないタイプ。映画制作にあたりアイコと関わりを持ち、アイコの思い人となる。
まりえ:織田梨沙
アイコの幼馴染。アイコが登場する本の出版社で働く編集者。
ミュウ先輩:藤井美菜
アイコの大学院の先輩。いつも明るくアイコと自然に接し、さりげなく気にかけて恋愛相談にも乗ってくれるお姉さん的存在。
原田:青木柚
アイコの事を慕う後輩。
安達:三宅弘城
アイコを優しく見守る大学院の研究室の教授。
城崎美和:手島実優
アイコの本の映画化にあたり、その作品の主演を務めることになる女優。飛坂との間に“ある関係”がある。
また、監督としてメガホンを取るのは、第25回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞した新鋭・安川有果。脚本は『愛がなんだ』『街の上で』などを手掛けた今泉力哉監督とのコラボレーション企画映画などを展開する城定秀夫が担当した。
なお、本作は映画プロジェクト“ノット・ヒロイン・ムービーズ”第2弾として制作。“ノット・ヒロイン・ムービーズ”は、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』を手掛けてきたメ~テレと制作会社ダブが手を組み、新進女優と次世代監督によって「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」を映画化するプロジェクトとなっている。