つぶやきシローの同名小説を実写映画化した『私はいったい、何と闘っているのか』が、2021年12月17日(金)より公開される。主演は安田顕、監督は李闘士男。
映画『私はいったい、何と闘っているのか』は、芸人・役者・作家として活躍するつぶやきシローが、2016年に発売した同名小説を実写化するもの。『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』や『神様はバリにいる』で知られる李闘士男監督が映画化を手掛け、場面が次々に展開するジェットコースター・ハートフルコメディに仕上げている。
映画の主人公は、現実と理想はほど遠くとも、日々を地道に戦い続ける中流階級の中年男。その姿はカッコいいヒーローとは真逆で、笑ってしまうほど不器用。主人公が奮闘する姿に、つい「いったい何と闘っているのか!?」とツッコミたくなってしまうが、共感せずにはいられない。現代人の心にそっと寄り添うような“喜怒哀楽”サプリメント・ムービーとなっている。
<映画『私はいったい、何と闘っているのか』あらすじ>
伊澤春男、45歳。勤続25年の地元密着型スーパーウメヤ(大原店)の万年主任。それでも信頼する上田店長の「春男はこの店の司令塔」という言葉が、今日もやる気を掻き立てる!たまの休みは、息子の少年野球の熾烈なレギュラー争いのために考えた“差し入れ作戦”。またある時は長女の彼氏に父親の威厳を見せつけるための名酒“ナポレオン”作戦。そして仕事では、念願の店長昇進への妄想と現実の狭間で喜んだり落ち込んだりの繰り返しの日々。一見平凡に見えても、彼の脳内は今日も戦場と化す。
甘えも嫉妬も憤りも悔しさもすべてを強がりのオブラートに包み込み、日常を戦うこの中年サラリーマンは、束の間、なじみの食堂で哀愁に浸りながらいつものカツカレーを全力で喰らい尽くす。愛する妻や子供たちとのかけがえのない生活と、夢にまで見た店長昇格への長く険しい闘いの果てに待っていた予想外の結末とは…。
主演を務めるのは、ドラマや映画、舞台と様々なジャンルでひっぱりダコの安田顕。李闘士男監督とは『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』以来の再タッグとなる。その他にも、小池栄子や岡田結実、ファーストサマーウイカ、伊集院光など、個性豊かな面々が揃った。
<主な登場人物&キャスト>
主人公・春男(安田顕)...仕事や家族のために七転八倒する中流階級の中年男。勤続25年の地元密着型スーパーウメヤ(大原店)の万年主任。妻と子供たちと暮らし、一見、平凡な日常を送っているように見えるがー。
律子(小池栄子)...春男の妻。
亮太(小山春朋)...春男の息子で長男。少年野球チームに所属。
小梅(岡田結実)...春男の娘。結婚願望の強い長女。
梅垣(SWAY・劇団 EXILE)...小梅のイカツイ彼氏。
金子(金子大地)...スーパーウメヤ(大原店)の従業員で、春男の熱血な後輩。
高井(ファーストサマーウイカ)...スーパーウメヤ(大原店)の従業員で、春男の後輩。
上田(伊集院光)...スーパーウメヤ(大原店)の店長。