企画展「優美な曲線から歴史が伝わる カップ&ソーサー物語」が、名古屋の横山美術館にて、2022年1月10日(月・祝)まで開催される。
コーヒーや紅茶をよりおいしく味わうため、さまざまなデザインで作られてきたカップ&ソーサー。日本国内において、カップ&ソーサーの生産が本格的に始まったのは、明治時代前期のこと。当時の日本では、ハンドル付きのカップは馴染みのないものであり、製作には困難を伴った。しかし、伏焼や石膏型成形といった新しい技法を取り入れつつ、大きさや厚さ、形状の整った器が作られるようになった。
そうして出来上がった生地には、日本的な花鳥や洋風の薔薇など、多彩な題材で絵付けが施され、国外に輸出されてテーブルを華やかに彩ることになったのだった。
企画展「優美な曲線から歴史が伝わる カップ&ソーサー物語」では、明治・大正時代に日本の各産地で製作されたカップ&ソーサーや、ポットなどを加えたティーセットを展示。オールドノリタケをはじめ、多彩で華やかなカップ&ソーサーを目にすることができる。
企画展「優美な曲線から歴史が伝わる カップ&ソーサー物語」
会期:2021年10月3日(日)~2022年1月10日(月・祝)
会場:横山美術館
住所:愛知県名古屋市東区葵1-1-21
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日・休日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12月27日(月)〜1月3日(月))
入館料:一般 1,000円(800円)、高校生・大学生・シニア(65歳以上) 800円(600円)、中学生 600円(400円)、小学生以下 無料
※障がい者手帳の所持者は700円
※( )内は20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
横山美術館
TEL:052-931-0006