半袖トップスに、上品な膝下丈のペンシルスカートのセットアップジル・サンダー(JIL SANDER)から。
トップスの袖部分には、一筋のゴールドのラインが。モダンな印象を与える効果と合わせて、セットアップのシンプルなラインの美しさを、より引き立てているようにも思える、魔法のラインだ。
ワイスリー(Y-3)は、セットアップの右サイドにだけトランスペアレントなプリーツスカートを付けて、未来的な雰囲気をプラス。トラディショナルな雰囲気のストライプのスーツに変化を効かせている。
過去と未来のバランス感覚に重きを置いたという、今回のコレクションを体現するかのようなルック。
ジバンシィ バイ リカルド ティッシ ( Givenchy by Riccardo Tisci )は、レザーやチェーンなどのハードなアイテムの中に、フェミニンな要素を詰め込んだコレクションを発表。多彩なプリント使いでも魅せてくれた。
こちらは、ペイズリーとレースを巧みに切り替えたトップスをゆったりとしたパンツにインしたスタイル。パンツには、ゴールドのラインが前からの延長で配され、ヒップのあたりでなだらかな曲線を描く。サイドにもペイズリーのラインが、さっと裾まで流れ落ちる。
サンローラン ( Saint Laurent )のコレクションからも、バックにポイントのあるルックを発見。暖かなチェックのモヘアカーディガンに、ゴールドのホログラムを散りばめたミニドレスを合わせており、ドレスの裾が後ろに長く垂れている。くしゅくしゅとしわ加工された布地が、今季のグランジ色の強かった雰囲気にマッチしている。
カルヴェン(CARVEN)のプレ・フォール コレクションは、サイドをゆるやかな曲線でカットアウトしたデザインが特徴的。サイハイソックスとスカートの間からちらりと見える肌が女らしさを覗かせ、ブラウンを基調としたカラーやタートルネックといった、保守的なスタイルに程よくエッジを効かせている。同じく切り込みを入れたレザージャケットを投入して、統一感のあるスタイリングを。