2013年10月12日(土)、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)が新作のインスタレーションをパルコミュージアムにて発表した。インスタレーションは「writtenafterwards Ⅷ 天空の織姫」と題され、演出・脚本に映画監督の安藤桃子が担当した。主演は女優の安藤サクラ。
真っ暗な会場の中から太鼓をたたく子供たちと、織姫がゆっくりと登場してショーがスタート。つぎはぎだらけの浴衣をまといながら、七夕の歌を歌う。中央には、今回のインスタレーションの為に制作したという木製の宇宙船があり、子供たちと織姫が宇宙船のまわりをぐるぐると周りながら歌い続けた。
突然はじまったロックなギター演奏とともに、織姫が宇宙船に乗り込み、織姫は新しい布を探す旅に出発した。"宇宙"で何かを表現してみたかったというデザイナーの山縣は「リトゥンアフターワーズというブランド名から分かるように、物語性というのはいつもキーワード」と話す。
【ストーリー】
これは、織姫とちいさな子供たちが住む星と僕たち地球のお話です。
あるところに織姫と子供たちが住む小さな星がありました。
その星は布が手に入らなくなった不毛の地です。
彼らはぼろぼろの服を纏っています。
織姫と子供たちは、とうとう耐えきれなくなり、
新しい布を手に入れようと、宇宙船を作る決意をするのでした。
原作 : 山縣良和
演出・脚本 : 安藤桃子(映画監督)