神奈川の平塚市美術館では、企画展「工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな」を、2022年7月9日(土)から9月11日(日)まで開催する。
工藤麻紀子は、色面による構成と装飾的な表現により、日常の生活を題材とした心象風景を描き続けてきた画家だ。1978年に青森県で生まれ、デビュー当初は鮮やかな色彩とポップな色彩を強調した作風で注目された工藤の作品は、視点を混在させた構図やコラージュのようなモチーフの配置など、優れた画面の構成力を示しており、国際的にも高く評価されている。
身近な出来事に対する思いを作品に投影するスタイルは初期から一貫しており、画面には、普段の生活で見聞きしたもの、住む土地や記憶が一体となり、夢の中のような風景が広がっている。また、鑑賞者の記憶にある風景や出来事を喚起する、親密性やストーリー性を有している点も特徴だ。
企画展「市制90周年記念 工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな」は、日本国内で初となる工藤の個展。《菜の花ラーメン》や《空気に生まれかわる》、《春から夏の思い出》をはじめ、新作とインスタレーション作品を含む約120点を通して、現在に至る工藤の活動を紹介する。
企画展「市制90周年記念 工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな」
会期:2022年7月9日(土)〜9月11日(日)
会場:平塚市美術館
住所:神奈川県平塚市西八幡1-3-3
開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(休日の場合は開館し、翌日休館)
観覧料:一般 800円、高大生 500円
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳の所持者と付添者1名は無料
※65歳以上の平塚市民は無料、市外在住者は2割引
【問い合わせ先】
平塚市美術館
TEL:0463-35-2111