企画展「祈りの仏像 出雲の地より」が、島根県立美術館にて、2022年9月16日(金)から10月24日(月)まで開催される。
人びとは古来、自然災害、戦乱や疫病など、自らの力ではどうすることもできない出来事に向かうとき、祈りを捧げてきた。6世紀に日本に伝来し、1000年を超えて拝されてきた仏像は、このような人びとの思いを受けとめるものであった。
島根県東部地域は、かつて出雲国と呼ばれ、古代より地域性豊かな歴史文化を育んできたことで知られている。たとえば鰐淵寺(がくえんじ)に伝わるに伝わる観音菩薩像は、692年に造立されたものであり、地方における仏教文化の黎明期に地域的特色をもつ仏像が作られていたことを示す作例となっている。
企画展「祈りの仏像 出雲の地より」では、出雲国において人びとの祈りを受けとめてきた仏像の展開を紹介。飛鳥時代から鎌倉時代までに制作された尊像を一堂に集め、600年に及ぶ出雲国の仏像の歴史をたどってゆく。
企画展「祈りの仏像 出雲の地より」
会期:2022年9月16日(金)~10月24日(月)
会場:島根県立美術館 企画展示室
住所:島根県松江市袖師町1-5
開館時間:9月 10:00~日没後30分 / 10月 10:00~18:30
※展示室への入場はいずれも閉館30分前まで
休館日:火曜日
■チケット情報
・オンラインチケット
一般のみ 1,000円(コレクション展観覧料含む)
・当日券
一般:企画展 1,300円(1,100円)、企画展+コレクション展セット券 1,450円(1,220円)
大学生:企画展 900円(700円)、企画展+コレクション展セット券 1,000円(780円)
小中高:企画展+コレクション展セット券 400円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳の所持者、およびその付添者は無料
【問い合わせ先】
島根県立美術館
TEL:0852-55-4700