舞台芸術・奏劇 vol.2『Trio~君の音が聴こえる』が、2022年12月15日(木)から12月24日(土)まで東京・よみうり大手町ホールにて上演。原案 / 作曲は岩代太郎、主演は三宅健が務める。
「奏劇」は、映画『キネマの神様』『あゝ、荒野』など数々の映画音楽を手がけてきた岩代太郎が手掛ける、“言葉と音楽”で一つの物語世界を構築する舞台芸術。2018年には國村隼主演で、奏劇 vol.1『ライフ・コンチェルト ある教誨師の物語〜死刑執行までのカウントダウン』が上演された。
そんな奏劇の第2弾のタイトルは、『Trio~君の音が聴こえる』。孤児院で兄弟のように寄り添いながら育ち、大人になって再会したサム、トム、キムの3人を中心に物語が展開される。
人の心の模様を「音」で感じとる繊細な青年・サムを朗読として演じるのは、舞台『陰陽師 生成り姫』などに出演し、アイドルだけでなく俳優としても才能を見せる三宅健。さらに、心理カウンセラーとして周囲の人の心を癒すトム役として藤木直人が、二人を兄のように慕っていたキム役として大鶴佐助が参戦する。
奏劇は物語と音楽が切り離すことのできない舞台。第33回国際ピアソラ・コンクールで日本人初、史上最年少で準優勝を果たしたバンドネオン奏者・三浦一馬や、ジャンルを超えて演奏活動を展開するチェリスト・西谷牧人が、舞台における“言葉=音楽”を生演奏する。また、原案・岩代太郎によるピアノ競演は必聴だ。
■サム(三宅健)…人の心を「音」で感じ取り、自分の気持ちをピアノを弾いて表現する青年。孤児院で育ち、共に支え合ってきたトム、キムを兄弟のように慈しむ。トムのカウンセリングのサポートをしている。
■トム(藤木直人)…心理カウンセラー。トムのカウンセリングとサムのピアノで、訪れる患者たちの心を開き、癒してきた。
■キム(大鶴佐助)…サム、トムと共に孤児院で育った青年。数年前姿を消したが、突然二人の前に現れる。
■大金持ちの企業家(サヘル・ローズ)…トムの診療所に訪れた患者の一人。若い頃に娘を生み、捨てたことを悔やむ。
■歌手(黒田アーサー)…トムの診療所に訪れた患者の一人。愛を見失い歌えなくなってしまう。
ピアノを通して人の心を描写することができる青年・サム。心理カウンセラーのトムの診療所で、訪れる患者たちの心をピアノの音色で癒している。
ある日、“自殺者が急増している”というニュースが飛び込んでくる。その自殺者の中には、かつてトムがカウンセリングを行った患者の名前もあった。
心を痛める二人の元に、突然キムが現れる。サム・トム・キムの三人は同じ孤児院で育ち、かつては互いに慈しみ合いながら兄弟のように支え合った仲だった。数年ぶりに戻ってきたキム。再会を喜び、幼少期を懐かしむ三人だったが、キムが戻ってきた本当の目的は一体…?
奏劇 vol.2『Trio~君の音が聴こえる』
原案 / 作曲:岩代太郎
脚本:土城温美
演出:深作健太
出演:三宅健、大鶴佐助、黒田アーサー、サヘル・ローズ、藤木直人
演奏:三浦一馬(バンドネオン)、西谷牧人(チェロ)、岩代太郎(ピアノ)
■東京公演
上演期間:2022年12月15日(木)~12月24日(土)
会場:よみうり大手町ホール
住所:東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル
チケット料金:9,500円(全席指定)
一般発売日:10月16日(日)
チケット取扱い:チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス