グッチ(GUCCI)の2024年春夏メンズコレクションが発表された。
今季のグッチは、テーラリングやデニムウェア、ストリートウェアといったメンズのベーシックなアイテムを基調に、グッチを象徴するモチーフ──GGキャンバスやウェブ ストライプ、ホースビットなど──を再解釈して取り入れた。
たとえば、ドロップショルダーで仕上げたデニムジャケットやブーツカットシルエットのデニムパンツは、GGプリントを歪めて施して。また、オーバーサイズのウインドブレーカーには、 GGパターンとともに眩いシルバー加工をプラス。いずれも、GGパターンという象徴的なモチーフをベーシックウェアに取り入れつつ、惑乱するような表情を演出しているといえる。
一方、アーカイブに着想したテーラリングは、ボクシーなシルエットで仕立てたジャケットが基調。ダブルブレストのピークドラペル、素材はプリンス オブ ウェールズ チェックというクラシカルなスタイルなどを基調としつつ、チェック柄にはホースビットモチーフをさりげなく加え、グッチならではの佇まいに仕上げている。
なお、本コレクションの一部は、イタリア・ミラノのアートスペース「スパツィオ・マイオッキ(Spazio Maiocchi)」で2023年6月16日(金)から 3日間にわたって開催されるエキシビション「グッチ ホースビート ソサエティ(Gucci Horsebeat Society)」にて、プレゼテーション形式で発表。同エキシビションでは、グッチのアイコンシューズ「ホースビット ローファー」をテーマに、10名のアーティストが手がけた作品を展示している。