C.C.ハドソンが1904年、ノースカロライナ州グリーンズボロにハドソン・オーバーオール社を設立。1929年、「ラングラー」という名前のワークウェアの生産を開始。
1905年、メリーランド州ボルティモアのケーシー・ジョーンズ社が「ラングラー」の名前を商標登録する。
1907年、テネシー州ジェリコで、ジェリコ・クロージング・マニュファクチュア社が設立。
1919年、ハドソン・オーバーオール社がブルーベル・オーバーオール社に、ジェリコ・クロージング・マニュファクチュア社はビッグベン・マニュファクチュア社に社名変更。
1920年、1889年創業のグローブ・シャツ&オーバーオール社と、スペリアー・ガーメント社が合併。グローブ・スペリアー・マニュファクチュア社となる。
1926年、ビッグベン・マニュファクチュア社がブルーベル・オーバーオール社を買収。
1929年、ケーシー・ジョーンズ社が「ラングラー」という名前のワークウェアの生産を開始。
1930年、ビッグベン・マニュファクチュア社がブルーベル・オーバーオール社に社名変更。
1934年、グローブ・スペリアー・マニュファクチュア社がJ.C.ペニーのハウスブランド「ビッグマック」において、世界で初めて「サンフォライズド加工(防縮加工)」のワークウェアを生産。それまでのデニム生地は約10%の縮みがあったが、この新素材は1%の縮みしかなく、生地を最大限効率的に使うことができるようになった。
1936年、ブルーベル・オーバーオール社とグローブ・スペリアー・マニュファクチュア社が合併。ブルーベル・グローブ・マニュファクチュアリング社となる。当時、両社ともワークウェア市場で人気の二大メーカーであり、この合併は新聞で「ワークウェア業界の国営製鉄所」と称された(世界一の売上高を誇るワークウェアカンパニーとなる)。
同年、サンフォライズド加工のデニムを使用した「スーパー・ビッグベン・オーバーオール」を生産。これは単に縮まないデニムを使用したワークウェアであったというだけでなく、「プロポーションド・フィット」というラングラー独自の革新的なアイデアによって、これまでのワークウェアにおける胸当て部分の均一な大きさに悩む労働者たちを解放することになった。このワークウェアは、それまでのワークウェアにもあった股下部分のサイズ展開だけでなく、股上・胸当て部分のサイズ展開も始めたのである。
1940年、H.D・ボブ社を買収。
1943年、ラングラーの商標を持つケーシー・ジョーンズ社を買収。社名をブルーベル社に改名。
戦争中、ブルーベル社はアメリカ軍のワークウェアやミリタリーウェアを生産。その数、2400万にものぼる。
1947年、「ラングラー」ジーンズの発売。翌年、ハリウッドのウェスタン・デザイナーであったロデオ・ベン(本名、ベンジャミン・リキテンシュタイン)をジーンズのデザイナーに迎える。ラングラーは世界初のデザイナージーンズと言える。
1950年、ジッパータイプのデニムジャケット「11MJZ」を発売。「11MJ」同様、アクションプリーツがついていたり、機能性が良いデニムジャケット。
1952年、デニムシャツ「27MW」を発売。