1738年、初代・木村卯兵衛が京都・西陣にて創業。
篠屋卯兵衛(Sasaya Uhei)は、京都・西陣織の老舗である「木村卯兵衛」が手がける着物のオリジナルブランド。
篠屋卯兵衛を展開する「木村卯兵衛」は、徳川八代将軍吉宗の時代(元文三年・1738年)に京都・西陣にて創業。初代より代々「卯兵衛」の名を受け継ぎ、2012年に現当主の10代目が就任。西陣織の伝統的な図案や技法を大切にしつつ、新しい感性を融合させたものづくりを行う。
ものづくりの基本理念となるのは、永遠に物事の本質を変えない、という意味を持つ「永代不易」。西陣織の本質そのものは変えず、創業以来280年超の伝統を重んじながらも、伝統にとらわれない表現を追求した着物を展開する。
江戸時代(1818~1830年頃)に織られた「木村卯兵衛」の西陣織の生地見本集が残存しており、当時御所に納められていた織物が記録されている。織物は宮中儀式の装束や調度品に用いられた他、公家や大名家、神社などにも納められていた。
1738年、初代・木村卯兵衛創業
1757年、「損益勘定書」記帳始まる
1773年、二代目就任・襲名
1793年、三代目就任・襲名
1815年、四代目就任・襲名
1837年、五代目就任・襲名
1847年、六代目就任・襲名
1864年、「奉公人召抱控」作成
1869年、「永代相続人認定」作成
1877年、白綸子を出品し、第一回内国勧業博覧会にて褒状を受賞
1878年、「木村卯兵衛家由緒書」作成
1896年、七代目就任・襲名
1935年、八代目就任・襲名
1970年、日本万国博覧会の日本民族館で、篠屋暖簾を展示。その後、日本民藝館に収蔵
1983年、九代目就任・襲名
1988年、木村卯兵衛創業250周年
2012年、十代目就任・襲名
2021年、篠屋卯兵衛がきものサローネ「TOKYO KIMONO COLLECTION」において初のランウェイショーを開催