1994年、スチュワート・トレヴァーが「オールセインツ(AllSaints)」を設立。
オールセインツ(AllSaints)は、イギリスのプレミアムファッションブランド。100%直営展開で、商品、内装、音楽、ウェブサイトのコーディングまで、購入者との接点となる場所はすべてを自社でイメージや制作などをコントロールしている点が特徴。
大きな特徴の一つであるアンティークミシンを並べたファサード、インダストリアルな鉄の什器等の店舗デザインも内製化。40名の社内デザインチームをチーフ・クリエイティブ・ディレクターのウィル・ビードルが束ね、本社及び世界4カ所生産管理拠点で合計100名のチームが年間400万枚の商品生産をコントロールしている。売上構成比はメンズとウィメンズが50%ずつ。レザーを核素材としたバイカージャケットを主力商品としつつ、独特のシルエットを持つドレス、ニットやカットソー、デニム等バランスの良い売上構成比を構築する。
オールセインツは、1994年、ハロッズ、ハーヴェイ・ニコルズなどでキャリアを積んだスチュワート・トレヴァーによって設立された。ブランド名は「All Saints Road」より由来。メンズコレクションからスタートしたブランドは、ハロッズやバーニーズといった一流デパートに置かれる。
1997年、ブランド初となる路面店をロンドンにオープン。98年、レディースコレクションをスタート。2006年、新たなオーナー、ケビン・スタンフォード(Kevin Stanford)とアイスランドの投資銀行からの出資のもと新たにスタート。イギリスでの出店は続き、ヨーロッパ大陸初のショップをパリにオープンする。
2008年以降、北米に進出。ロサンゼルスの店舗をはじめ、ニューヨーク、サンフランシスコ、ラスベガス、ボストンなどに出店。2014年からはアジア、中東へに進出。2015年には台湾にも出店。16年には日本初上陸を果たす。