1920年代末、アドリア海。それはけっして「古き良き時代」などではなく、食い詰めた飛行艇乗りは空賊となって暴れ回り、彼らを相手に賞金稼ぎは功を競った。その中に、賞金稼ぎとして最も名を上げていた一匹の豚、ポルコ・ロッソ=紅の豚がいた。ポルコをとりまく女性
たち、空賊との戦い、宿命のライバル、そして全編を彩る空を飛ぶロマン。―そして、善人も悪党も、みな人生を楽しんでいる―
映画『紅の豚』は、1992年公開のスタジオジブリ劇場用長編アニメーション。原作・脚本・監督は宮﨑駿、プロデューサーは鈴木敏夫、音楽は久石譲。