直木賞作家・白石一文の小説「火口のふたり」を映画化。
昔の恋人同士だった直子(瀧内公美)と賢治(柄本佑)。直子の結婚式への参加を促す声から物語は始まる。それを機に再会する賢治と直子。直子は一冊のアルバムを賢治へ渡す。そこには、一糸纏わぬふたりの姿がモノクロームの写真があった。直子は「アルバムを見ながら、私はしょっちゅう賢ちゃんの身体を思い出していたよ。」と話す。戸惑う賢治。そして、直子は、「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」と問いかける。ただ欲望のままに生きていた青春の日々に戻っていくように、ふたりはお互いを求めあう。直子の婚約者が戻るまで、の5日間。離れられなくなっていく二人の姿が、「世界が終わるとき、誰と何をして過ごすか?」という究極の問いを突き付ける。
原作:白石一文「火口のふたり」
監督・脚本:荒井晴彦
出演:柄本 佑、瀧内公美
音楽:下田逸郎
製作:瀬井哲也、小西啓介、梅川治男
エグゼクティブプロデューサー:岡本東郎、森重 晃
プロデューサー:田辺隆史 行実 良
写真:野村佐紀子
絵:蜷川みほ
タイトル:町口覚
配給:ファントム・フィルム