企画展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」が、島根県立石見美術館にて、2023年9月16日(土)から12月4日(月)まで開催される。
内藤廣(ないとう ひろし)は、1950年に生まれた日本を代表する建築家だ。これまでに、石見美術館を擁する島根県芸術文化センター「グラントワ」をはじめ、三重県鳥羽市の「海の博物館」や高知県高知市の「牧野富太郎記念館」、岩手県陸前高田市の「高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設」などの作品を各地で手がけてきた。
企画展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」は、過去最大規模となる内藤の個展。 「Built(ビルト)」=建設された建物と「Unbuilt(アンビルト)」=実現しなかった建物の双方に着目し、初公開資料を多数交えつつ、内藤の設計と思考の軌跡をたどってゆく。
「Built(ビルト)」としては、内藤の代表作を模型や図面、写真などから紹介。「グラントワ」を中心に、「海の博物館」や「牧野富太郎記念館」、「高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設」、そして近作「紀尾井清堂」など、約15件を展示する。
また、本展では、現実には実現しなかった内藤の建築やプロジェクトにも着目。卒業設計から近年のコンペシートに至る資料から内藤の思考と社会の動きの変遷をたどるとともに、 現在進行中の最新プロジェクトも「未だ実現していないもの」として「Unbuilt(アンビルト)」とあわせて取り上げ、内藤の未来の展望についても紹介する。
本展は、内藤の代表作である「グラントワ」を会場に開催される点が特徴だ。展示ばかりでなく、展示室のデザイン、併設されるいわみ芸術劇場、中庭広場の眺め、そして建物の外観など、展示室の内外で内藤の建築に存分に浸ることができる。
企画展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」
会期:2023年9月16日(土)〜12月4日(月)
会場:島根県立石見美術館
住所:島根県益田市有明町5-15 島根県芸術文化センター「グラントワ」内
開館時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:火曜日
■観覧料
・企画展
一般 1,200円(950円)、大学生 600円(450円)、小学・中学・高校生 300円(250円)
・企画・コレクション展セット
一般 1,350円(1,050円)、大学生 700円(530円)、小学・中学・高校生 300円(250円)
※( )内は20名以上の団体料金
・前売券(企画・コレクション展セット)
一般 1,000円
【問い合わせ先】
グラントワ代表
TEL:0856-31-1860