ジュン アシダ(jun ashida)の2024年春夏コレクションが2023年10月26日(木)に東京・新宿住友ビル 三角広場で発表された。ランウェイにはモデルの冨永愛も登場した。
多くの女性たちを魅了したマルチクリエイター・中原淳一に師事し、日本のエレガンスファッションの未来を切り開いてきた芦田淳。自身が設立したジュン アシダは、2023年に60周年を迎えた。そんなアニバーサリーイヤーを記念して開催された2024年春夏アニバーサリーコレクションは、タエ アシダ(TAE ASHIDA)との合同ショーを実施。小室哲哉によるライブ演奏が行われる中、記念すべき年に相応しい、エレガントで華やかなコレクションが披露された。
ファーストルックを飾ったのは、ホワイトのジャケットとブラックのパンツ。続くルックでも、ブラックのノースリーブワンピースや、ブラックとホワイトのボーダー柄のトップスなどモノトーンカラーのアイテムが披露された。いずれも、シンプルなカラーリングによって、三角形のカットアウトや背面のスリットといったセンシュアルな肌見せを叶えるディテールがより際立っているように思われる。
ショー中盤には、冒頭と打って変わって、色と色が衝突しあうエネルギッシュなウェアを展開。ピンク、パープル、グリーンといったヴィヴィッドカラーで構成したボタニカルプリントのアイテムが、鮮やかなグリーンをのせた半袖ジャケットとショートパンツのセットアップや、フューシャピンクのブラトップなどと一緒に提案された。
ショー終盤にかけてランウェイを席巻したのは、スパンコールや艶のある素材など、光を反射するエレガントなアイテム。シルバーのスパンコールドレスに光沢感のあるへちま衿ジャケットを合わせたルックや、艶めくシースルー素材で切り替えたテーラードジャケットとスカートのセットアップなどが登場した。中でも艶めく赤色のセットアップは、目が覚めるような鮮烈な色味と大胆に落とし込まれた幾何学模様によって、一際大きな存在感を放っていた。
そしてラストは、ゴールド一色のゴージャスなルックが登場。モデルが歩くたびに布地がひらひらと波打つ量感たっぷりのドレスとパンツが、アニバーサリーコレクションを華々しく締めくくった。