京都の龍谷ミュージアムでは、「特集展示:眷属—ほとけにしたがう仲間たちー」を2024年1月9日(火)から2月12日(月・祝)まで開催する。
仏菩薩など、信仰の対象となる主尊に付き従う存在である眷属(けんぞく)。仏法を守護したり、主尊を信仰する者に利益を与えたりする役割を持つ眷属は、彫刻や絵画においては、専らに主尊のまわりを囲むように表されている。
代表的な眷属として挙げられるのは、釈迦如来に従う八部衆、薬師如来の十二神将、不動明王の八大童子など。眷属の中には、インドの神々にルーツを持つものも多く、武将や貴人、子どものほか、動物や鬼のような姿など、多彩でユニークな造形が目を惹く。
「特集展示:眷属―ほとけにしたがう仲間たち―」では、そんな仏教美術における名脇役ともいえる眷属をテーマに、個性豊かな姿を紹介。《不動明王二童子像》に見る立像スタイルや、《千手観音二十八部衆像》で描かれる金剛力士や修羅などの二十八部衆、さらには、《仏像雛型 持国天眷属立像・増長天眷属立像》から分かる動物のような姿などを目にすることができる。
特集展示:眷属—ほとけにしたがう仲間たち—
会期:2024年1月9日(火)~2月12日(月・祝)
会場:龍谷大学 龍谷ミュージアム
住所:京都府京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
開館時間:10:00〜17:00(最終入館は16:30まで)
休館日:月曜日※2月12日(月・祝)は開館
入館料:一般 550円(450円)、シニア 450円(350円)、大学生 400円(300円)、高校生 300円(200円)
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※障がい者手帳などの所持者および介護者1名は無料(手帳またはミライロIDを受付にて提示)
※シニアは65歳以上
※画像の無断転載を禁ずる。
【問い合わせ先】
龍谷ミュージアム
TEL:075-351-2500