水木しげる生誕100周年記念「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」が、横浜・そごう美術館にて、2024年1月20日(土)から3月10日(日)まで開催される。東京・六本木などでも開催された巡回展だ。
水木しげるは、代表作『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめ数々の妖怪作品を生み出し、“妖怪”という言葉だけでなく現代日本における妖怪ブームを牽引した漫画家。水木の生誕100周年を記念して開催される「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~」は初めて、その妖怪画制作の具体的手法に注目し、水木しげるの豊饒な作品世界を解き明かす展覧会だ。
会場では、水木が描いてきた妖怪画の原画のうち約100点を、山、水、里、家の4つの場所に分けて一挙公開。『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場した「塗壁(ぬりかべ)」や「一反木綿」、「アマビエ」など、お馴染みの妖怪たちを鑑賞することができる。
晩年までに1,000点近くの妖怪を描いたという水木の妖怪画の制作手法についても着目。昔の絵師による妖怪画や民間伝承、さらには様々な資料を駆使して妖怪の実在感を出してきた水木の創作手法を、「絵師たちからの継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」の3つに分けて紹介する。
また、水木は神田の古書店街を頻繁に訪れ、妖怪に関する書籍を探して研究、制作に繋げていたという。そんな水木が所有した江戸時代の絵師・鳥山石燕の『画図百鬼夜行』、昭和初期の民俗学者・柳田國男の『妖怪談義』などを展示し、日本の妖怪たちがどのように生まれてきたかを探る。
さらに、会場には「『妖怪カメラAR』コーナー」を設置。専用のアプリによる「妖怪カメラAR」を用いて、隠れている妖怪を探し出すと、出現した妖怪の写真撮影ができるコーナーとなっている。
水木しげる生誕100周年記念「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」
会期:2024年1月20日(土)~3月10日(日)
会場:そごう美術館
住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階
時間:10:00~20:00(入館は閉館30分前まで)
※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合あり。
入場料:一般 1,600円(1,400円)、大学・高校生 1,400円(1,200円)、中学生以下無料
※( )内は、前売りおよびクラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ提示者の料金。
※障がい者手帳所持者および同伴者1名は無料で入館可能。
※前売券は、2023年11月15日(水)~2024年1月19日(金)まで、そごう美術館または公式オンラインチケット、セブンチケット、ローソンチケット、イープラス、チケットぴあにて取扱。
【問い合わせ先】
そごう美術館
TEL:045-465-5515