竹芝のホテル・メズム東京、オートグラフ コレクションでは、『星の王子さま(The Little Prince)』の世界観を表現したランチ＆ディナープログラムを、 16階のフレンチ レストラン「シェフズ・シアター(Chef’s Theatre)」にて提供予定。なお、当初2024年3月1日(金)から6月30日(日)までの提供を予定していたが、延期となった。

サンテグジュペリの名作『星の王子さま』を表現したランチ＆ディナー

フランスの飛行士・小説家であるアントワーヌ・ド・サンテグジュペリの名作『星の王子さま』の物語を、五感で楽しめるランチ＆ディナープログラムを提供。「目に見えるものと見えないもの」や「 大人と子供」など、物事の持つ 逆説的な二面性を描き出した、ポエティックで哲学的なストーリーを料理に落とし込んだ。27章から構成される物語から前半をランチで、後半をディナーで再現しており、ランチとディナーを通して1つの物語が完成する仕様となっている。

物語のはじまりから前半を描くランチ

ランチの幕開けは、「ぼく」が幼い頃に描いた「象を飲み込んだ大蛇ボア」の絵のアミューズから。マリネした白身魚の燻製にドーム状のタルタル、イエロートマトベースのムースをイエロー パプリカとグレープフルーツジュースのシート状ゼリーで覆い、色鮮やかに仕上げている。また、オードブルのリヨネーズ風サラダには、軽く仕立てたキノコのピュレをあしらい「ぼく」が不時着したサハラ砂漠を表現した。

バラの花を添えた魚料理＆“6つの惑星”ソースを配した肉料理

メインの魚料理には、低温調理したカジキが登場。サイドディッシュのマッシュポテトにビーツパウダーを振りかけ、王子が大切にしていた1輪のバラの花を立体的に表現しているのがポイントだ。また、肉料理の氷室豚のローストには、王子が訪れる6つの惑星をイメージした6種類のソースを配し、彩り鮮やかに。ズッキーニ・キャロット・ レッドパプリカ・ イエローパプリカ ・ビーツ・セロリラブを使用したソースが添えられている。

ランチを締めくくるデザートは、地球に到着した王子が、実はバラがありふれた花だったことを知り、落胆する場面にちなんだもの。バラの花びらを表現したフランボワーズフレーバーのチョコレートを飾った、ローズソース入りのラズベリームースを用意する。

クライマックスへと繋がるディナー

一方、ディナーではキツネとの出会いを通して王子が“特別なバラ”の存在に気付くストーリーからスタート。始まりを飾るのは、オマール海老 にフランボワーズとビーツのゼリーを添えてバラに仕立てたものなど4種類が並ぶアミューズのプレートだ。続くオードブルには、マリネした鮮魚と、 三つ葉を混ぜ込んだキヌアを使用したサラダ仕立てで草原をイメージした一皿が登場する。

物語の一場面を彷彿させるメイン料理

王子と「ぼく」が水を探しに行く場面と連動した甘鯛のポワレには、井戸をイメージした海老と牛蒡のリゾットのクロケットを添え、砂漠のようなパプリカのピュレを用いたバターソースをオン。メインの肉料理である黒毛和牛のローストには、コンソメとサフランで調理した根菜の付け合わせを添えてヘビを表現した。加えて、フランス伝統のじゃがいも料理「グラタン・ ドフィノワ」はミルフィーユ仕立てにし、王子が座る壁のように仕上げている。

物語を締めくくるデザートは、夜空に輝く星と砂漠を表現。竹炭のクッキー生地で、ハチミツのケーキとパルフェ、レモンのジュレとソース、ハーブを効かせたエストラゴンクリームを包み込んだ。クッキーを割って食べる、遊び心に溢れた1品だ。

【詳細】
メズム東京、オートグラフ コレクション『星の王子さま』ランチ＆ディナープログラム
※提供期間延期のため未定。当初は2024年3月1日(金)～6月30日(日)の予定だった。
場所：メズム東京、オートグラフ コレクション 16階 レストラン「シェフズ・シアター」
住所：東京都港区海岸1-10-30
料金：ランチ 6,400円～ / ディナー 12,800円～
提供時間：ランチ 11:30～15:00(L.O. 14:00) / ディナー 17:00～23:00(L.O. 22:00)
※最新の営業時間は、ホテル公式ウェブサイトを確認。
※ランチ、ディナーともにメインディッシュは魚・肉のいずれかを選択可能。