展覧会「美術の遊びとこころVIII 五感であじわう日本の美術」が、東京・日本橋の三井記念美術館にて、2024年7月2日(火)から9月1日(日)まで開催される。
日本の古美術や、日本で受容されたきた東洋の古美術を楽しむことができる、三井記念美術館の展覧会シリーズ「美術の遊びとこころ」。その第8弾となる「五感であじわう日本の美術」展では、人間の五感を活かしつつ、絵画や工芸品に想像をめぐらせる展示を展開する。
たとえば、「音」。鳥や虫の鳴き声、風や水の音など、絵画や工芸品の中のモチーフの「音色」に耳を澄ますことができる。会場では、波の打ち寄せる岩場に丹頂鶴が声を交わしあう、中国・清時代の沈南蘋(しんなんぴん)筆《花鳥動物図(松樹双鶴図)》や、強風に煽られる草むらから白うさぎが飛び出す一瞬を捉えた、江戸時代の酒井抱一筆《秋草に兎図襖》などを展示する。
あるいは、「触覚」。美術館で実際の作品に触れることはできないものの、工芸品の多くは、人の手で触ることを前提に作られている。とりわけ、茶道具においては、手触りや重さが鑑賞のポイントのひとつとなっている。本展では、表面に小さな突起を規則的に並べた茶の湯釜《姥口霰釜》や、へこみや歪みのある造形で作られた花瓶《伊賀耳付花入 銘 業平》など、工芸品や絵画を触覚に着目して紹介する。
展覧会「美術の遊びとこころVIII 五感であじわう日本の美術」
会期:2024年7月2日(火)〜9月1日(日)
会場:三井記念美術館
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館 7F
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(7月15日(月・祝)、8月12日(月・振)は開館)、7月16日(火)
入館料:一般 1,200円(1,000円)円、高校・大学生 700円(600円)、中学生以下 無料、70歳以上 1,000円(要証明)
※20名以上の団体は( )内の割引料金
※リピーター割引:会期中、一般券ないし学生券の半券の提示により、2回目以降は( )内の割引料金
※障害者手帳の提示者および介護者1名は無料(ミライロID可)
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)