東京・日本橋の三井記念美術館で開催される開館20周年特別展「円山応挙—革新者から巨匠へ」は、江戸時代の京都を代表する絵師・円山応挙を紹介する展覧会。国宝《雪松図屏風》や重要文化財《藤花図屏風》をはじめとする傑作、東京初公開となる伊藤若冲との合作など、重要な作品が一堂に会する機会となる。
「円山応挙—革新者から巨匠へ」
会期:2025年9月26日(金)~11月24日(月・振)
会場:三井記念美術館(東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館 7F)
入館料:一般 1,800円、高校・大学生 1,300円 ほか
東京都庭園美術館で開催される「永遠(とわ)なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル——ハイジュエリーが語るアール・デコ」は、ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)のハイジュエリーを紹介する展覧会。アール・デコの建築様式を現在に伝える東京都庭園美術館を会場に、約310点のジュエリーや資料をとおして、メゾンの「サヴォアフェール(匠の技)」に光を当ててゆく。
「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル——ハイジュエリーが語るアール・デコ」
会期:2025年9月27日(土)~2026年1月18日(日)
会場:東京都庭園美術館(東京都港区白金台5-21-9)
観覧料:一般 1,400円、大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円
東京の山種美術館で開催される特別展「日本画聖地巡礼2025—速水御舟、東山魁夷から山口晃まで—」は、画題となった土地や、画家とゆかりの深い場所を「聖地」と呼び、その土地が描かれた作品と現地の写真をあわせて紹介する展覧会。東山魁夷、奥田元宋、速水御舟などの日本画を一挙公開する。
「日本画聖地巡礼2025—速水御舟、東山魁夷から山口晃まで—」
会期:2025年10月4日(土)~11月30日(日)
会場:山種美術館(東京都渋谷区広尾3-12-36)
入館料:一般 1,400円、高校・大学生 1,100円
東京・目白台の永青文庫で開催される展覧会「永青文庫 近代日本画の粋—あの猫が帰って来る!—」では、菱田春草の代表作である重要文化財《黒き猫》を中心に、永青文庫が擁する近代日本画の優品を一挙公開。会期前期には、初の本格的修理を経た《黒き猫》を、後期には春草晩年の代表作である重要文化財《落葉》を展示する。
「永青文庫 近代日本画の粋—あの猫が帰って来る!—」
会期:2025年10月4日(土)〜11月30日(日)
会場:永青文庫(東京都文京区目白台1-1-1)
入館料:一般 1,000円、高校・大学生 500円 ほか
東京のパナソニック汐留美術館で開催される展覧会「ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末 生活のデザイン、ウィーン・劇場都市便り」では、ビーダーマイヤーと世紀転換期という、ウィーンの生活文化が華やいだふたつの時代に着目。銀器や陶磁器、ガラス、ジュエリー、ドレス、家具など、約270点の作品を紹介する。
「ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末 生活のデザイン、ウィーン・劇場都市便り」
会期:2025年10月4日(土)~12月17日(水)
会場:パナソニック汐留美術館(東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル 4F)
入館料:一般 1,500円、高校・大学生 1,000円 ほか
東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)では、展覧会「修理後大公開! 静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」を開催。修復後初公開となる、室町時代の屛風や中国宋・元の掛軸をはじめ、国宝や重要文化財を数多く含む作品を目にすることができる。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開催記念「修理後大公開! 静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」
会期:2025年10月4日(土)~12月21日(日)
会場:静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)(東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館 1F)
入館料:一般 1,500円、高校・大学生 1,000円
東京・京橋のアーティゾン美術館で開催される展覧会「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山城知佳子×志賀理江子 漂着」では、沖縄と東北という異なる土地に根差しつつ、歴史や記憶に目を向けてきたふたりのアーティスト、山城知佳子と志賀理江子を紹介。それぞれの視点で選んだ所蔵作品を展示するとともに、ふたりの作家による新作のインスタレーションを発表する。
「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山城知佳子×志賀理江子 漂着」
会期:2025年10月11日(土)〜2026年1月12日(月・祝)
会場:アーティゾン美術館(東京都中央区京橋1-7-2)
観覧料:ウェブ予約チケット 1,200円、窓口販売チケット 1,500円
東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催される展覧会「アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に」では、アール・デコのファッションに着目。世界的な服飾コレクションを誇る京都服飾文化研究財団(KCI)のコレクションから、選りすぐりの服飾作品を公開するとともに、同時代の絵画や工芸、グラフィック作品など、あわせて約310点を紹介する。
「アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に」
会期:2025年10月11日(土)〜2026年1月25日(日)
会場:三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
観覧料:一般 2,300円、大学生・専門学校生 1,300円 ほか
東京オペラシティアートギャラリーで開催される展覧会「柚木沙弥郎 永遠のいま」では、日本を代表する染色作家・柚木沙弥郎を紹介。染色作品はもちろん、版画やガラス絵、立体造形、絵本などを一堂に集め、75年にわたる創作の全貌を展観する。
「柚木沙弥郎 永遠のいま」
会期:2025年10月24日(金)~12月21日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー(東京都新宿区西新宿3-20-2)
観覧料:一般 1,600円、高校・大学生 1,000円
東京・上野の国立西洋美術館で開催される「オルセー美術館所蔵 印象派—室内をめぐる物語」は、「室内」に着目しつつ、印象派の画家の関心や表現を紹介する展覧会。パリ・オルセー美術館所蔵の傑作70点を中心に、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールなど、約100点の作品を展示する。
「オルセー美術館所蔵 印象派—室内をめぐる物語」
会期:2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)
会場:国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)
観覧料:一般 2,300円、大学生 1,400円 ほか
東京・練馬のちひろ美術館・東京で開催される展覧会「装いの翼 いわさきちひろ、茨木のり子、岡上淑子」では、第二次世界大戦後に活躍した3人の女性、絵本画家のいわさきちひろ、詩人の茨木のり子、そして美術作家の岡上淑子に焦点。「装い」をテーマに、それぞれの表現を切り拓いた3人の作家を紹介する。
「装いの翼 いわさきちひろ、茨木のり子、岡上淑子」
会期:2025年10月31日(金)〜2026年2月1日(日)
会場:ちひろ美術館・東京(東京都練馬区下石神井4-7-2)
入館料:大人 1,200円
東京・南青山の根津美術館で開催される特別展「伊勢物語 —美術が映す王朝の恋とうた—」は、『伊勢物語』から生まれた絵画、書、工芸を一堂に集める展覧会。『伊勢物語』の根幹にある和歌に光を当てつつ、平安時代から江戸時代にかけての作品を紹介する。
在原業平生誕1200年記念 特別展「伊勢物語 —美術が映す王朝の恋とうた—」
会期:2025年11月1日(土)〜12月7日(日)
会場:根津美術館(東京都港区南青山6‐5‐1)
入館料:一般 1,500円、学生 1,200円
東京の世田谷文学館で開催される企画展「世田谷文学館 開館30周年記念 ドナルド・キーン展(仮称)」は、アメリカ出身の日本学者、日本文学者であるドナルド・キーンの展覧会。未発表資料を交えつつ、日本文学の魅力にあらためて光を当てるとともに、キーンの人柄と生活についても紹介する。
「世田谷文学館 開館30周年記念 ドナルド・キーン展(仮称)」
会期:2025年11月15日(土)〜2026年3月8日(日)
会場:世田谷文学館(東京都世田谷区南烏山1-10-10)
入館料:一般 1,000円 ほか
東京・六本木の泉屋博古館東京で開催される企画展「もてなす美 —能と茶のつどい」は、もてなしの場で用いるために集められた、能や茶にまつわる作品約60点を紹介する展覧会。住友コレクションの多様な能装束を、約20年ぶりに一挙公開するほか、能面や楽器、茶道具を展示する。
「もてなす美 —能と茶のつどい」
会期:2025年11月22日(土)〜12月21日(日)
会場:泉屋博古館東京(東京都港区六本木1-5-1)
入館料:一般 1,200円、学生 600円
東京・六本木のサントリー美術館で開催される展覧会「NEGORO 根来 — 赤と黒のうるし」では、日本を代表する漆器である「根来」を紹介。根来を語るうえで欠かせない、和歌山の根來寺が繁栄を極めた中世の漆工品を中心に、名品や名宝を一堂に集めて公開する。
「NEGORO 根来 — 赤と黒のうるし」
会期:2025年11月22日(土)〜2026年1月12日(月・祝)
会場:サントリー美術館(東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア 3F)
入館料:一般 1,800円、大学生 1,200円 ほか
東京ステーションギャラリーで開催される企画展「小林徳三郎」は、日本の近代洋画の改革期に活躍し、日常的な光景を描いた画家・小林徳三郎を紹介する、初の大回顧展。家族を描いた代表作をはじめ、約300点の作品と資料を一堂に集めて展示する。
「小林徳三郎」
会期:2025年11月22日(土)〜2026年1月18日(日)
会場:東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅 丸の内北口 改札前)
入館料:一般 1,300円、高校・大学生 1,100円
東京・六本木の森美術館で開催される展覧会「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」では、「時間」をテーマに、桑田卓郎や沖潤子、荒木悠など、全21組のアーティストを紹介。複数の時間の交差をとおして、日本の現在を多角的にひもといてゆく。
「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」
会期:2025年12月3日(水)~2026年3月29日(日) 会期中無休
会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F)
観覧料:
・平日=一般 2,000円(1,800円)、高校・大学生 1,400円(1,300円)、中学生以下 無料、65歳以上 1,700円(1,500円)
・土日休日=一般 2,200円(2,000円)、高校・大学生 1,500円(1,400円)、中学生以下 無料、65歳以上 1,900円(1,700円)
※12月29日(月)~1月2日(金)は、土日休日の料金
※( )内は、専用オンラインサイトでの購入料金
東京・新宿のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で開催される企画展「知覚の大霊廟をめざして—三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション」は、メディア・テクノロジーを駆使し、知覚行為そのものに着目した作品を手がけたアーティスト、三上晴子の展覧会。三上の大型インスタレーション作品3点を同時展示する、国内外で初の機会となる。
「知覚の大霊廟をめざして—三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション」
会期:2025年12月13日(土)~2026年3月8日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 4F)
入場料:一般 1,000円、大学生 800円