東京のアーティゾン美術館で開催される展覧会「硲伊之助展」は、若くして洋画家として注目を集め、晩年は色絵磁器に取り組んだ硲伊之助を紹介する、東京初の回顧展。硲が手がけた油彩画や版画、磁器など、約60点の作品と資料に加えて、アンリ・マティスをはじめ、硲と関わりのある西洋絵画を展示する。
「硲伊之助展」
会期:2025年3月1日(土)〜6月1日(日)
会場:アーティゾン美術館(東京都中央区京橋1-7-2)
観覧料:ウェブ予約チケット 1,800円、窓口販売チケット 2,000円
東京国立近代美術館で開催される企画展「ヒルマ・アフ・クリント展」は、抽象絵画の先駆者とされるスウェーデン出身の画家、ヒルマ・アフ・クリントの回顧展。高さ3m超の大作《10の最大物》など、代表的な作品群「神殿のための絵画」を中心に、すべてが初来日となる約140点の作品を紹介する。
「ヒルマ・アフ・クリント展」
会期:2025年3月4日(火)〜6月15日(日)
会場:東京国立近代美術館(東京都千代田区北の丸公園3-1)
東京・上野の国立西洋美術館で開催される企画展「西洋絵画、どこから見るか?—ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」は、600年にわたる西洋美術の歴史を紹介する展覧会。ヨーロッパの古典絵画を中心に所蔵するアメリカ・サンディエゴ美術館と、国立西洋美術館のコレクションから、フランシスコ・デ・スルバランなどの作品を公開する。
「西洋絵画、どこから見るか?—ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」
会期:2025年3月11日(火)~6月8日(日)
会場:国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)
観覧料:一般 2,300円、大学生 1,400円
東京・六本木の国立新美術館で開催される展覧会「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」では、戸建て住宅という住まいの革新が国際的に広がっていった、1920年代から1970年代にかけての展開を紹介。ル・コルビュジエやフランク・ゲーリーなどによる14邸の傑作を中心に、20世紀における住まいの革新をたどってゆく。
「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」
会期:2025年3月19日(水)〜6月30日(月)
会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
観覧料:一般 1,800円、大学生 1,000円 ほか
東京国立博物館 平成館で開催される特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」は、喜多川歌麿や東洲斎写楽といった浮世絵師を見出した出版業者・蔦屋重三郎に着目しつつ、江戸の文化を紹介する展覧会。重要文化財の写楽筆《三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛》、歌麿筆《婦女人相十品 ポッピンを吹く娘》など、浮世絵の名品を一堂に集めて公開する。
「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」
会期:2025年4月22日(火)〜6月15日(日)
会場:東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
東京都現代美術館では、日本を代表する造形作家・岡﨑乾二郎の大規模な展覧会を東京初開催。岡﨑が大きな転換を果たした2021年以降の新作を軸に、過去の代表作を網羅しつつ、その活動を紹介する。
岡﨑乾二郎
会期:2025年4月29日(火・祝)〜7月21日(月・祝)
会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)
東京・丸の内の三菱一号館美術館では、展覧会「オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより ルノワール×セザンヌ —モダンを拓いた2人の巨匠」を開催。印象派のピエール=オーギュスト・ルノワールと、ポスト印象派のポール・セザンヌの代表作約50点を通して、モダン・アートの原点に光をあててゆく。
「オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより ルノワール×セザンヌ —モダンを拓いた2人の巨匠」
会期:2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
会場:三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
東京・上野の国立西洋美術館で開催される企画展「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展—ルネサンスからバロックまで」は、素描作品に着目する展覧会。世界最高峰であるスウェーデン国立美術館の素描コレクションより、アルブレヒト・デューラー、ピーテル・パウル・ルーベンスやレンブラント・ファン・レインなど、素描の名品を公開する。
「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展—ルネサンスからバロックまで」
会期:2025年7月1日(火)〜9月28日(日)
会場:国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)
東京・渋谷のヒカリエホールで開催される展覧会「レオ・レオーニの絵本づくり」(仮称)は、『スイミー』や『フレデリック』などの絵本で知られるレオ・レオーニの絵本づくりに着目。板橋区立美術館を皮切りに開催される「レオ・レオーニと仲間たち」展の絵本セクションを中心に、新たに映像などを追加して再構成した内容となる。
「レオ・レオーニの絵本づくり」(仮称)
会期(予定):2025年7月5日(土)〜8月27日(水)
会場:ヒカリエホール(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 9F)
東京都現代美術館で開催される企画展「笹本晃 ラボラトリー」は、造形とパフォーマンスの関係を探ってきたアーティスト・笹本晃の展覧会。初期の代表作から最新作まで、その独自の実践をたどってゆく。
「笹本晃 ラボラトリー」
会期:2025年8月23日(土)〜11月24日(月・祝)
会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)
東京・六本木の泉屋博古館東京で開催される特別展「現代マイセンの磁器芸術 —巨匠ハインツ・ヴェルナーの描いた物語(メルヘン)—(仮)」は、ヨーロッパを代表する名窯・マイセンのうち、1960年以降の「現代マイセン」に着目する展覧会。「サマーナイト」や「アラビアンナイト」などのシリーズを手がけた巨匠、ハインツ・ヴェルナーの作品を軸に紹介する。
「現代マイセンの磁器芸術 —巨匠ハインツ・ヴェルナーの描いた物語(メルヘン)—(仮)」
会期:2025年8月30日(土)〜11月3日(月・祝)
会場:泉屋博古館東京(東京都港区六本木1-5-1)
入館料:一般 1,500円、学生 800円
東京国立博物館で開催される特別展「運慶 祈りの空間—興福寺北円堂」は、奈良・興福寺に伝わる運慶の仏像を紹介する展覧会。国宝である弥勒如来坐像と無著・世親菩薩立像を約60年ぶりに寺外公開するほか、四天王立像も展示する。
「運慶 祈りの空間—興福寺北円堂」
会期:2025年9月9日(火)~11月30日(日)
会場:東京国立博物館 本館(東京都台東区上野公園13-9)
東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催される展覧会「アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に」では、アール・デコのファッションに着目。世界的な服飾コレクションを誇る京都服飾文化研究財団(KCI)のコレクションから、選りすぐりの服飾作品約60点を公開する。
「アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に」
会期:2025年10月11日(土)〜2026年1月25日(日)
会場:三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
東京・上野の国立西洋美術館で開催される「オルセー美術館所蔵 印象派—室内をめぐる物語」は、「室内」に着目しつつ、印象派の画家の関心や表現を紹介する展覧会。パリのオルセー美術館の所蔵作品68点を中心に、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールなど、約100点の作品を展示する。
「オルセー美術館所蔵 印象派—室内をめぐる物語」
会期:2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)
会場:国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)