東京・六本木のサントリー美術館で開催される「幕末土佐の天才絵師 絵金」では、幕末から明治時代にかけて多くの芝居絵屏風を残した、土佐の絵師・金蔵を紹介する東京都内初の展覧会。地元高知では「絵金さん」の愛称で親しまれてきた金蔵による、色鮮やかな芝居屏風絵の代表作を目にすることができる。
「幕末土佐の天才絵師 絵金」
会期:2025年9月10日(水)~11月3日(月・祝)
会場:サントリー美術館(東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア 3F)
入館料:一般 1,800円、大学生 1,200円 ほか
東京都美術館で開催される特別展「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」は、ひまわりや糸杉を描いた作品で知られる画家、フィンセント・ファン・ゴッホの初期から晩年までの画業をたどるとともに、ファン・ゴッホ作品を受け継いできた家族のコレクションに着目する、日本初の展覧会。ファン・ゴッホ美術館の所蔵作品を中心に、ファン・ゴッホの作品30点以上を一挙公開する。
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」
会期:2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
会場:東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)
観覧料:一般 2,300円、大学生・専門学校生 1,300円 ほか
東京・南青山の根津美術館で開催される企画展「焼き締め陶 —土を感じる—」は、釉薬を掛けず高温で焼きあげた陶器「焼き締め陶」の展覧会。土の素朴な味わい、形のシャープさが際立つ締め陶の数々を展示する。
「焼き締め陶 —土を感じる—」
会期:2025年9月13日(土)〜10月19日(日)
会場:根津美術館(東京都港区南青山6‐5‐1)
入館料:一般 1,300円、学生 1,000円
東京ステーションギャラリーで開催される企画展「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」は、インドで生まれた織物「更紗(さらさ)」を紹介する展覧会。世界屈指のコレクター、カルン・タカールのコレクションを日本で初めて紹介する本展では、最長約8mにおよぶ更紗の優品、交易の影響を伝える服飾品や掛布、日本での展開を伝える貴重な作例などを一堂に集めて公開する。
「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」
会期:2025年9月13日(土)〜11月9日(日)
会場:東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅 丸の内北口 改札前)
入館料:一般 1,500円、高校・大学生 1,300円
東京の世田谷美術館で開催される企画展「自然と魂 利根山光人の旅 異文化にみた畏敬と創造」は、色彩に溢れる情熱な作品で「太陽の画家」と呼ばれた画家・利根山光人の展覧会。メキシコをはじめ、世界各地のさまざまな文化をテーマとした作品に光を当てつつ、250点超の作品や資料を一堂に集めて紹介する。
「自然と魂 利根山光人の旅 異文化にみた畏敬と創造」
会期:2025年9月13日(土)〜11月9日(日)
会場:世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1-2)
観覧料:一般 1,400円、高校・大学生 800円 ほか
東京・京橋のトダ ビルディング(TODA BUILDING)内「クリエイティブ ミュージアム トーキョー(CREATIVE MUSEUM TOKYO)」では、展覧会「ホクサイ(HOKUSAI)—ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」を開催。「集中線」や「ギャグ描写」、「アニメ原画」など、現代のマンガやアニメにも繋がる浮世絵師・葛飾北斎の表現に着目し、300点超の北斎作品を紹介する。
「ホクサイ—ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」
会期:2025年9月13日(土)〜11月30日(日)
会場:クリエイティブ ミュージアム トーキョー(東京都中央区京橋1-7-1 トダ ビルディング 6F)
観覧料:一般 2,300円、中学・高校生 1,800円 ほか
東京のすみだ北斎美術館で開催される特別展「北斎をめぐる美人画の系譜~名手たちとの競演~」は、葛飾北斎の美人画に光を当てる展覧会。「冨嶽三十六景」といった風景画で知られる北斎は、美人画の名手でもあった。会場では、北斎の美人画に加えて、同時代の名手などによる作品を公開する。
「北斎をめぐる美人画の系譜~名手たちとの競演~」
会期:2025年9月16日(火)~11月24日(月・振)
会場:すみだ北斎美術館(東京都墨田区亀沢2-7-2)
観覧料:一般 1,500円、高校・大学生 1,000円 ほか
東京・六本木の国立新美術館では、ブルガリ(BVLGARI)の過去最大規模となる展覧会「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」を開催。ブルガリを象徴する「色彩」に着目し、ジュエリーの傑作約350点を一堂に集め、メゾンの足跡をたどるとともに、現代アート作品や没入型のインスタレーションも展開する。
「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」
会期:2025年9月17日(水)〜12月15日(月)
会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
観覧料:一般 2,300円、大学生 1,000円 ほか
東京の府中市美術館で開催される企画展「フジタからはじまる猫の絵画史 藤田嗣治と洋画家たちの猫」は、藤田嗣治を起点に、日本の洋画家が猫を描いた洋画作品を紹介する展覧会。《五人の裸婦》や《猫の教室》といった藤田の作品をはじめ、26人の作家による83点の作品を一堂に集めて紹介する。
「フジタからはじまる猫の絵画史 藤田嗣治と洋画家たちの猫」
会期:2025年9月20日(土)〜12月7日(日)
会場:府中市美術館(東京都府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内)
観覧料:一般 1,000円、高校・大学生 500円 ほか
東京・新宿のSOMPO美術館で開催される展覧会「モーリス・ユトリロ展」では、パリの街並みを描いた風景画で知られるエコール・ド・パリの画家、モーリス・ユトリロ。初期の「モンマニー時代」から、パリの白壁を描きだした「白の時代」、晩年の「色彩の時代」まで、約70点の作品を展示する。
「モーリス・ユトリロ展」
会期:2025年9月20日(土)〜12月14日(日)
会場:SOMPO美術館(東京都新宿区西新宿1-26-1)
観覧料:一般(26歳以上) 1,800円、25歳以下 1,200円
東京の弥生美術館で開催される企画展「伊藤彦造展~美剣士の血とエロティシズム~」は、戦いの場面や美剣士を濃密なペン画で描きだした挿絵画家、伊藤彦造の展覧会。原画、昭和時代初期の印刷物、日本画など、初公開を含む約200点の作品を一堂に集めて展示する。
「伊藤彦造展~美剣士の血とエロティシズム~」
会期:2025年9月20日(土)~12月21日(日)
会場:弥生美術館(東京都文京区弥生2-4-3)
入館料:一般 1,200円、高校・大学生 1,000円 ほか
東京の竹久夢二美術館で開催される企画展「昭和100年記念 夢二の昭和 —大正ロマンから昭和モダンへ—」は、大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二の昭和時代に着目する展覧会。文化が大きく変化した大正時代末から昭和時代初期にかけて夢二が手がけた、「夢二式美人」の絵画、デザイン、表紙絵や口絵など、約200点を紹介予定だ。
「昭和100年記念 夢二の昭和 —大正ロマンから昭和モダンへ—」
会期:2025年9月20日(土)~12月21日(日)
会場:竹久夢二美術館(東京都文京区弥生2-4-2)
入館料:一般 1,200円、高校・大学生 1,000円 ほか
東京・日本橋の三井記念美術館で開催される開館20周年特別展「円山応挙—革新者から巨匠へ」は、江戸時代の京都を代表する絵師・円山応挙を紹介する展覧会。国宝《雪松図屏風》や重要文化財《藤花図屏風》をはじめとする傑作、東京初公開となる伊藤若冲との合作など、重要な作品が一堂に会する機会となる。
「円山応挙—革新者から巨匠へ」
会期:2025年9月26日(金)~11月24日(月・振)
会場:三井記念美術館(東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館 7F)
入館料:一般 1,800円、高校・大学生 1,300円 ほか
東京都庭園美術館で開催される「永遠(とわ)なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル——ハイジュエリーが語るアール・デコ」は、ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)のハイジュエリーを紹介する展覧会。アール・デコの建築様式を現在に伝える東京都庭園美術館を会場に、約310点のジュエリーや資料をとおして、メゾンの「サヴォアフェール(匠の技)」に光を当ててゆく。
「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル——ハイジュエリーが語るアール・デコ」
会期:2025年9月27日(土)~2026年1月18日(日)
会場:東京都庭園美術館(東京都港区白金台5-21-9)
観覧料:一般 1,400円、大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円
東京の山種美術館で開催される特別展「日本画聖地巡礼2025—速水御舟、東山魁夷から山口晃まで—」は、画題となった土地や、画家とゆかりの深い場所を「聖地」と呼び、その土地が描かれた作品と現地の写真をあわせて紹介する展覧会。東山魁夷、奥田元宋、速水御舟などの日本画を一挙公開する。
「日本画聖地巡礼2025—速水御舟、東山魁夷から山口晃まで—」
会期:2025年10月4日(土)~11月30日(日)
会場:山種美術館(東京都渋谷区広尾3-12-36)
入館料:一般 1,400円、高校・大学生 1,100円
東京・目白台の永青文庫で開催される展覧会「永青文庫 近代日本画の粋—あの猫が帰って来る!—」では、菱田春草の代表作である重要文化財《黒き猫》を中心に、永青文庫が擁する近代日本画の優品を一挙公開。会期前期には、初の本格的修理を経た《黒き猫》を、後期には春草晩年の代表作である重要文化財《落葉》を展示する。
「永青文庫 近代日本画の粋—あの猫が帰って来る!—」
会期:2025年10月4日(土)〜11月30日(日)
会場:永青文庫(東京都文京区目白台1-1-1)
入館料:一般 1,000円、高校・大学生 500円 ほか
東京・白金台の荏原 畠山美術館では、新館開館1周年記念「『数寄者』の現代—即翁と杉本博司、その伝統と創造」を開催。同館が所蔵する古美術作品を、現代美術作家・杉本博司の作品とコレクションとともに紹介する。
「『数寄者』の現代—即翁と杉本博司、その伝統と創造」
会期:2025年10月4日(土)~12月14日(日)
会場:荏原 畠山美術館(東京都港区白金台2-20-12)
入館料:一般 1,500円、高校・大学生 1,000円