特別展「生誕130年 芹沢銈介の世界」が、東京・駒場の日本民藝館にて、2024年9月5日(木)から11月20日(水)まで開催される。
芹沢銈介(せりざわ けいすけ)は、手仕事から生みだされる日常の品々に美を見出す「民藝運動」に携わった染色家だ。明治28年(1895年)に生まれた芹沢は、民藝を提唱した柳宗悦と、沖縄の染物・紅型(びんがた)との出会いを契機に、型染めを中心とする染色の道を歩むこととなった。
色彩と模様に対する天賦の才に恵まれていた芹沢は、従来の染色の枠組みにとらわれない、斬新な作品を次々と手がけた。その作品には、身近な品々などを日々スケッチしていた芹沢ならではの、日常への視点を見て取れる。
特別展「生誕130年 芹沢銈介の世界」では、芹沢の活動を紹介。《御滝図のれん》や《沖縄笠団扇文着物》など、芹沢が手がけた染色作品を展示するほか、柳宗悦が「本当の美しさがわかっている」と評した、芹沢の蒐集にも光をあてる。
特別展「生誕130年 芹沢銈介の世界」
会期:2024年9月5日(木)〜11月20日(水)
会場:日本民藝館 本館 大展示室 ほか
住所:東京都目黒区駒場4-3-33
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
入館料:一般 1,200円(1,000円)、高校・大学生 700円(600円)、小・中学生 200円(150円)
※( )は20名以上の団体料金(要事前連絡)
※障がい者および介護者1名は各600円(手帳を要提示)
【問い合わせ先】
日本民藝館
TEL:03-3467-4527