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オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)の2025年秋冬コレクションが発表された。
「STATE OF RESISTANCE(抵抗の状態)」をテーマに、近未来的なコレクションを披露したオフ-ホワイト。多様な価値観が交錯し、個性が埋もれがちな現代のコミュニティにおいて必要な、人間の強さや抵抗を表現した。
中でも、オフ-ホワイトは均質化を促してしまう要因と捉えれがちな制服に着目。制服としてデニムウェアやミリタリーウェア、テーラリングなど制服をベースにしたアイテムを対象にした。デニムジャケットであれば、強さや抵抗の意味を含ませて大きく張り出したパワーショルダーが特徴的だ。アイテム全体としてインパクトの強いシルエットながら、ベルトによってウエストが絞られ、抑揚あるモードな印象となっている。
また、構築的なシルエットを多様な素材で表現したルックも目を惹く。PVC素材やジャージ素材、シースルー素材などを取り入れて制服という形式的な衣服にアクセントを持たせている。程よい透け感や光沢感は、官能的でありながら強さを秘めた強い女性像を想起させる。
カラーパレットからも強さや忍耐を感じることができる。レーシングスーツを想起させるようなルックでは、ウェストに施されたグレーとブラックカラーのコントラストのデザインが、近未来的な美しさと厳格さを感じさせる印象だ。他にも、鮮やかなグリーンやレッドアクセントカラーがコレクションに彩りを加えていた。
アイテムのディテールからも人間の強さや抵抗を感じることができる。グラフィックが施されたロングコートやアクセントのあるスポーツショーツなども登場。スタッズ加工や太めのジップアップデザインなど、視覚的なアクセントにより着用する人物の個性を強めている。
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