東京・九段の「靖国神社」では、2025年3月27日(木)から29日(土)まで、「夜桜詣」を開催する。

東京の花見スポット「靖国神社」約500本の桜が開花

古くから桜の名所として知られる「靖国神社」では、春になると様々な種類の桜、約500本が開花する。境内にはソメイヨシノを中心にしだれ桜や早咲きの河津桜などが植えられており、あたり一面が桜色に染まっていく。遊就館前の桜並木や神池庭園の水面に映る桜も含め、多彩な表情の桜を観賞することができる。東京管区気象台が桜の開花・満開を観測する標本木があることでも有名だ。桜の季節に合わせ、「靖国神社」では桜を描いたお守りや春限定の刺繍朱印も用意している。

さらに、「靖国神社」外苑憩いの庭では3月14日(金)から4月6日(日)までの期間限定でキッチンカーが出店。軽食を味わいつつ、ゆったりと花見を楽しめる。

夜桜ライトアップ、神門を夜間に開門

2023年から継続的に開催されている「夜桜詣」では、通常は夜間に閉められる神門の扉を開放。内苑には入れないものの、神門からライトアップされた夜桜を眺めることができる。神門の向こうに広がる社殿と桜の花々が調和した、幻想的な風景に注目だ。

能や落語など伝統芸能、相撲も

なお、桜の季節には「夜桜詣」の他にも多くのイベントを用意。境内能楽堂では奉納演芸として、落語とバイオリン漫談を3月23日(日)に行う。また、境内相撲場にて4月14日(月)に「奉納大相撲」を開催。相撲の禁じ手や珍しい決まり手をコミカルに紹介する見世物「初切(しょっきり)」などを間近で目にすることができる。加えて、東京最古といわれる靖國神社の能楽堂では、「奉納夜桜能」を上演。夜桜と演能の贅沢な共演を堪能できる。

【詳細】
靖国神社「夜桜詣」
開催日時：2025年3月27日(木)～3月29日(土) 各日18:00～20:00
場所：靖国神社
住所：東京都千代田区九段北3-1-1
※桜の開花状況により、日程が変更になる可能性あり、詳細は靖國神社公式ホームページにて要確認
※外苑憩いの庭のキッチンカー出店は、3月14日(金)～4月6日(日) 各日11:00～17:00頃

■奉納演芸 ※観覧無料
日時：3月23日(日) 12:00
場所：能楽堂
出演：落語／春風亭柳橋、バイオリン漫談／マグナム小林
■奉納夜桜能 ※有料チケットが必要
日時：4月3日(木)、4日(金) 開場 18:10、開演 18:45
場所：能楽堂
申込み：サンライズインフォメーション東京(TEL：0570-00-3337)
■奉納大相撲 ※入場無料
日時：4月14日(月)
場所：境内相撲場
※開催時間は靖国神社の公式ホームページなどにて告知