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劇場アニメ『ひな菊の人生』吉本ばなな×奈良美智×湯浅政明、孤独な“魂のつながり”描く小説が映画化

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吉本ばなな著、絵・奈良美智の小説「ひな菊の人生」がアニメ映画化。劇場アニメーション『ひな菊の人生』として、2026年に公開される。なお、吉本ばななの小説がアニメ化されるのは今回が初となる。

吉本ばなな×奈良美智の小説「ひな菊の人生」劇場アニメ化

『ひな菊の人生』場面カット|写真1

ベストセラー作家・吉本ばななと、現代アーティスト・奈良美智のコラボレーションによって生み出された原作小説「ひな菊の人生」は、孤独な主人公ひな菊の、哀しくも温かな人生の物語を描く作品。1998年11月号から2000年1月号まで月刊誌「CUT」で連載された。「ひな菊の人生」は独特な制作過程によって完成した作品であり、吉本ばななの小説から喚起されたイメージを奈良美智が絵で表現。その絵からイメージされる物語を吉本ばななが執筆する……という作家同士の魂の交信によって物語の世界が構築されている。

孤独なひな菊のもとに届く1通の手紙

幼い頃にただ1人の家族だった母を事故で亡くしたひな菊は、親友のダリアが心の拠り所だった。しかし、ダリアは母の故郷ブラジルへと旅立ってしまう。それから十数年、叔父と叔母が営む焼きそば屋で働き、居候生活をしているひな菊のもとに、ブラジルから1通の手紙が届く。そこには、遠く離れ、二度と合うことのなかった2人の孤独な魂のつながりが記されているのだった。

監督は『犬王』の湯浅政明、幼少期のキャラ原案は奈良美智

「ひな菊の人生」劇場アニメーション化にあたり監督を務めるのは、『犬王』で第80回ゴールデングローブ賞にノミネートされた湯浅政明。映画『ひな菊の人生』は、湯浅が立ち上げたスタジオ、アメピピン(ame pippin)の第1作目となる。アニメーション制作はフランスの気鋭スタジオであるミユ・プロダクションズ(Miyu Productions)とタッグを組み、登場人物たちの心の動きを映像化していく。

脚本は、『散歩する侵略者』『寝ても覚めても』などの作品を手がけてきた田中幸子が自身初のアニメーション脚本を担当する。また、劇中に登場する幼少期のキャラクターは、奈良美智の原作挿画をもとに制作。ファンタジックな雰囲気を漂わせた、新たな映像世界を紡いでいく。

仏アヌシー国際アニメーション映画祭に選出

なお、映画『ひな菊の人生』は、世界最大規模のアニメーション映画祭として知られる仏アヌシー国際アニメーション映画祭2025「ワーク・イン・プログレス(Work in Progress)」部門に選出されている。

【作品詳細】
映画『ひな菊の人生』
公開時期:2026年 全国公開
原作:「ひな菊の人生」吉本ばなな(幻冬舎文庫刊)
監督:湯浅政明
キャラクター原案(幼少期):奈良美智
脚本:田中幸子
アニメーション制作:ame pippin、Miyu Productions
製作:Daisy's Life Film Partners (日仏共同製作)
英題:Daisy's Life

Photos(1枚)

『ひな菊の人生』場面カット|写真1

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『ひな菊の人生』場面カット|写真1

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