スリラー映画『顔を捨てた男』が、2025年7月11日(金)に公開される。主演はセバスチャン・スタン。
『顔を捨てた男』は、それまでの自分の顔を捨て、自分の理想とする“顔”を手に入れた男の物語。新しい顔とともに順調な人生を歩むはずが、かつての自分とそっくりな「顔」を持つ男と出会ったところから人生の歯車が狂っていく様を描く不条理なスリラーだ。ブラックユーモアを効かせつつ、理想と現実が反転する物語を通して「ルッキズム(外見至上主義)」を痛烈に風刺している。
物語の主人公、エドワードは顔に極端な変形を持ち、自分の夢や恋愛を諦めてきた。しかし、外見を劇的に変える過激な治療を受け、念願の新しい顔を手に入れる。別人として順風満帆な人生を歩み出した矢先、かつての自分の「顔」にそっくりの容姿であり、なおかつカリスマ性を持った男オズワルドと出会うのだった。
主人公のエドワード役を演じるのは、『サンダーボルツ*』や『アベンジャーズ』シリーズ、『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』にも出演しているセバスチャン・スタン。アカデミー賞にもノミネートされた特殊メイクが見所となっており、容姿に翻弄されるエドワードの複雑な心情を演じ切った。なお、セバスチャン・スタンはベルリン国際映画祭、ゴールデングローブ賞で主演俳優賞受賞を果たしている。
また、エドワードの隣人イングリッドは『わたしは最悪。』のレナーテ・レインスヴェ、物語のキーパーソンとなるオズワルド役は『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』のアダム・ピアソンが演じる。
主人公エドワード…セバスチャン・スタン
顔の変形にコンプレックスを持つ、俳優志望の青年。イングリッドに惹かれながらも自分の気持ちを閉じ込めて生きてきた。ある日治療によって新たな顔を手に入れるが、かつての自分の「顔」に似たオズワルドと出会い、運命が逆転していく。
イングリッド…レナーテ・レインスヴェ
エドワードの隣人。劇作家を目指している。
オズワルド…アダム・ピアソン
治療を受ける前のエドワードにそっくりな変形を顔に持つ男性。明るい性格で周りの人を魅了する、カリスマ性を持っている。
映画『顔を捨てた男』のメガホンをとるのは、気鋭の監督アーロン・シンバーグ。衝撃的な異色の物語を映し出す。製作は、『ミッドサマー』、『LAMB/ラム』、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などを世に送り出してきたスタジオ A24が手掛ける。
【作品詳細】
映画『顔を捨てた男』
公開日:2025年7月11日(金)
監督・脚本:アーロン・シンバーグ
出演:セバスチャン・スタン、レナーテ・レインスヴェ、アダム・ピアソン
撮影:ワイアット・ガーフィールド
編集:テイラー・レヴィ
音楽:ウンベルト・スメリッリ
原題:A Different Man
PG-12