ガンリュウ(GANRYU)の2015-16年秋冬コレクションが2015年2月4日(水)に東京・青山で開催された。メンズ、ウィメンズで大きく世界観を変えてきた今シーズン。色や柄使いでショーの展開にメリハリをつけ、観るものを飽きさせなかった。
前半のメンズで象徴的なのは“レッド”をメインとした色使い。種類の異なる赤いチェックの切り替えを施したシャツには、ノルディックな柄も配置されている。その後はチェック柄の肩ヨークが印象的なシャツジャケットや、“トナカイ”柄のジップアップニット、そしてニットの上にカーディガンを羽織る、統一感のあるコーディネートなどが登場。どれも北欧的な雰囲気が漂うものばかりだ。
次にウィメンズのモデルが登場すると空気は一変する。オールブラックでまとめたスタイルで、頭には中世のようなウィッグ。ワンピースの上にガウンを羽織ったような着こなしが、ゴシックな印象を与える。
次に登場したメンズは先ほどの様子とは変わり、“ブルー”を中心としたスタイルが並んだ。シャツやジャケット、ダウンベストまで、種類の異なるストライプでまとめられ、爽やかな顔立ちに。また、ジャケットとダウンを組み合わせたようなハイブリットアイテムやナイロンのライダースなど、スポーティなアイテムも見られた。
その後、もう一度ウィメンズモデルが登場。暖かみのあるネイビーの素材使いと切り替えのドレスは、艶やかでラグジュアリーな装いを完成させている。ラストはブロック状にボリューム感を出したものなど、一風変わったトップスを着たメンズモデルと、ゴシックなアイテムにキルティングでスポーティなディテールを加えたドレスを纏ったウィメンズモデルがランウェイを彩り、ショーは幕を閉じた。