サンローラン(SAINT LAURENT)が、クチュール事業を再スタートさせる事を発表。それに合わせ、エディ・スリマン撮影によるキャンペーンビジュアルが公開された。
撮影の舞台となったのは、イヴ・サンローランの新しいクチュールハウス。もともとは1685年に、フランス国王ルイ14世の建築監督だったことで知られる建築家のトマス・ゴベールが建築したもので、エディ・スリマンによるディレクションのもと、3年の月日をかけて改装された。
写真家としても名を馳せるエディ・スリマンの代名詞ともいえるコントラストの効いたモノクロ写真。その中におさめられたモデルの一人が着用しているのは、イヴ・サンローランを象徴するアイテムの一つであるスモーキングジャケットだ。
サンローランのクチュールは従来のメゾンのクチュールコレクションとは異なり、クリエイティブ・ディレクターであるエディ・スリマンが厳選した人物にのみに製作する特別なピースとなる。
クチュールアトリエは、映画スターやミュージシャンから依頼を受けたハンドメイドの衣装製作にも使用されるが、これらの作品に「Yves Saint Laurent」の手縫いのクチュールラベルをつけるかはエディ・スリマン自身の決定により決められ、そのすべてにナンバリングが施されるという。