■3日目
スポーツ要素を採り入れた、昨シーズンとは一転、クラシックへと回帰したボッテガ・ヴェネタ。オーバーサイズコートやハイウエストのトラウザー、ロング丈のストールを合わせて、細く長いシルエットを描いた。かっちりとしたスタイルが主流だが、足元にはボウリングシューズをあわせ、バランスよくまとめている。
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マリンスタイルをベースに、解体と再構築を繰り返し、新しいメンズスタイルを提案。ベレー帽のようなハット、大きな襟のピーコート、セーラーカラーのシャツなどがキーアイテムに。愛し合う男女の姿やフルーツなど、写実的に描かれたモチーフも多く使用され、アシンメトリーシャツを彩った。ベルトに重ねたキーリング、トゥ部分をカラフルに染めたレザーシューズなどの小物もポイント。
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フォーマルなジャケットスタイルを基盤に、カラフルなアイテムを差し込んで、遊び心あふれるコレクションを完成させた。抽象絵画を想起させるニットは、思わず微笑んでしまうほど、愛らしい仕上がり。オックスフォード シューズには、絵の具を飛び散らせたようなペイントを施し、アイコニックに仕上げている。
カーキルックの連続からスタートした、今季のN°21。大きなポケット付きのフーディや、アニマルモチーフを添えたブルゾン、レオパード柄のコートなど、ポップなウェアがラインナップした。足元はレースアップスニーカーで揃えた。布の切れ端をサイドからヒールにかけてパッチワークして、ユーモアあふれる仕上がり。
ブラック、ホワイト、キャメルをベースに、シルバーやゴールドを差し込んで、エネルギッシュなコレクションを披露。光沢のあるメタルホイル素材は、ダウンジャケットの全面を飾り、またアウターのライニングやアクセサリーにも用いられた。また、ボルトやネジに似せたイヤリングとネックレスなど、ユニークなアクセサリーも展開。
極太のクロップドパンツ、構築的なスーツ、パワーショルダーのニットなど、ひねりを効かせたマスキュリンスタイルが中心。大きく胸元のあいたトップスやワンショルダードレスなどが時折現れ、フェミニンさを挟み込む工夫も。パッチワークのロングブーツや、ムートンのハイカットスニーカー、「Peace」のメッセージ入りスリッポンスニーカーなど、個性的なシューズも豊作だ。
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モンクレール ガム・ブルーは、全ルックにグレー・ブルー・レッド・ホワイトのカモフラージュ柄を採用。トム・ブラウンが得意とするテーラードに、プリントやラミネート加工、ビーズ刺繍、ニードルパンチなどで手を加えて、クラシカルを再解釈した。
落ち葉を敷き詰めたランウェイで発表されたショーは、四季の移り変わりのように、レッドからブルー、イエローへと少しずつカラートーンが変化。ミックスカラーのセーターやカーディガンと並んで、パーカーやフード付アウター、バックパックなど、アウトドア要素を感じさせるアイテムも提案された。
■2日目
イメージしたのは、60年代にイタリアで製作された西部劇「マカロニ ウェスタン」。カウボーイやサボテン、ピストルなどのモチーフをデニムジャケットやパンツ、コートに刺繍して華やかなスタイルへ昇華。2016年春夏ウィメンズコレクション同様に、セルフィ動画の演出で会場を盛り上げた。
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ミニマルなスタイルにうまくアレンジを加えて、安らぎと親密さを表現したというマルニ。身体を包み込みようなラップコートは、ゆったりしたシルエットに仕立て、ハリ感のあるAラインコートは、ヘムを折り紙のように折り曲げて、オリジナリティをプラスした。ジャケットに差し込んだシャツは、胸元にキャザーを寄せて、フェミニンな雰囲気。
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今季のジル・サンダーは、機能面を重視したワーク・ミリタリーに引き続き着目しなからも、ディテールやシルエットで細やかな調整を加えて、都会的なムードに仕上げた。プロテクションのアイデアから生まれたという、ベルトを巻き付けたスタンドカラーのコートがファーストルックを飾った。
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「飾る」というコンセプトを掲げ“男性のためのオートクチュール”を提示。アイコニックなスーツ、セーターやベストに、幾何学模様やペイズリー柄を散りばめて、贅沢なパターンの使い方を見せた。「20」「06」など大きくナンバリングされたアイテムは、ナンバープレートをもって歩いた昔のランウェイを想わせる。
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グレーのスーツからはじめ、静かに幕をあけた今季のヴェルサーチ。中盤からはシルバーのムートンブルゾンとパンツの組み合わせや、全身白一色でまとめたMA-1スタイルなど、近未来的なスタイルが続いた。フィナーレは、故デヴィッド・ボウイの初期ヒット曲「Space Oddity」とともに。
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イギリスで過ごした幼少期から着想を得たというコレクションは、プリンス オブ ウェールズ(グレンチェック)を大胆にあしらった、バイカージャケット、ブレザーをアイコンに据えた。コントラストの強い色彩をのせて、躍動感とモダンさを加えている。また、鷹や鷲のモチーフも起用され、スウェットトップスやテーラードを飾った。
■1日目
今季は、新クリエイティブディレクター、ピーター・デュンダスによるデビューショー。60~70年代に輝いていたロックスターの退廃的で色気のある佇まいにインスピレーションを受けて、フレアパンツや花刺繍をのせたベルベットジャケットとともに“ボヘミアン・ラグジュアリー”を提案した。
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