銀時の幼馴染であり、かつての盟友の桂小太郎役に岡田将生。桂小太郎は「狂乱の貴公子」との異名を持つ、幕府指名手配中の攘夷志士の生き残り。銀時と高杉晋助(堂本剛)と共に吉田松陽の元で学んでいた幼馴染であり、攘夷戦争時代の盟友。旧友からは“ヅラ”と呼ばれている。『銀魂』に登場する一癖も二癖もある濃いキャラクターたちの中で、シュールなボケキャラとして異質な存在感を放ち、銀時同様決める所はビシッと決めるギャップを持つ人気キャラクター。
岡田は本作の実写化について「原作ファンの方々にガッカリされないようにしっかり演じさせて頂きます。逃げの小太郎と呼ばれてますが、岡田は逃げません!」とコメント。人気漫画の実写版映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』では、虹村形兆役を担当する。
桂のペット・謎の地球外生物は“エリザベス”。キュートな外見とは裏腹に戦闘能力が高く、桂の単なるペットではなく相棒として存在している。意思の疎通はプラカードを使用し、ごくまれにドスの聞いた言葉を発することもある。実写映画化発表時には誰が演じるのかと噂され、高杉晋助役の堂本剛からは「正直、エリザベスがやりたかった…」との発言が飛び出す程の人気者だ。
容姿端麗でありながら腕っぷしの強い新八の姉・妙役に長澤まさみ。新八と二人で恒道館を守っている。おしとやかな町娘に見えるが、凶暴な一面がありキレると手がつけられない。料理の腕は破滅的。長澤は劇中、これまでの印象を覆すほどの変顔も披露していると噂され・・その名演に注目が集まる。出演作『海街diary』は、第68回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門にノミネート。映画『散歩する侵略者』が2017年9月に公開を控えている。
町の隅でからくり堂『源外庵』を営む平賀源外役にムロツヨシ。銀時のスクーターやちょっとした電気製品の修理などもするが、実はからくり技術にかけては江戸一と言われるほどの凄腕技術者。キャスト情報解禁時には「いざ現場に入ると意外とハゲの髪型とひげが似合うので、ゆくゆくはこの髪型にしたいなと思っています(笑)」とコメントしたムロ。特殊メイクとハゲのカツラ、口ひげ姿がやけに完成度が高い。ムロは、橋本環奈と共に映画『斉木楠雄のΨ難』にも出演。
長澤まさみの“志村妙”と、ムロツヨシの平賀源外のビジュアルの中に「奇妙なキャラクター」が映っていることに気がついたファンは多いはず。そう、ジャスタウェイだ。本来は爆弾・・・のはずだが、風鈴になっていたり、料理のダシに使われたりと、至る所に現れる、隠れた人気キャラクターを忘れないでほしい。
さらに、2005年公開映画『ファンタスティポ』以来12年ぶりの映画出演となる堂本剛が、小栗演じる銀時のかつての仲間であり、最大のライバルの1人となる高杉晋助役を演じる。攘夷過激派武装集団<鬼兵隊>を率いる頭領であり“最も危険な男”と称されるキャラクターだ。妖艶な魅力とカリスマ性を兼ね、剣術も達人級の腕前を持つ。なお、アクションシーンは小栗の提案で韓国からアクション演出チームを招聘し撮影したという。2人の対決にも注目が集まりそうだ。
二丁拳銃の使い手で“紅い弾丸”と呼ばれる美女、来島また子役に菜々緒。高杉率いる鬼兵隊の紅一点。抜群のスタイルで露出度の高い来島また子を完全再現した菜々緒は役作りについて「口癖の「○○ッス」いう言葉をほとんど口にしたことがないので、発音の仕方等が不安でした。何度かお芝居を重ねてくると、口癖になるほど定着しました。」と実写表現の難しさに直面したことを明かしている。
また、演じる来島また子が個性的な衣装のキャラクターとあって「不安要素が強かったのですが、一から手作りで繊細に作っていただいて、衣装やウィッグを初めて身に着けた時、これなら、“来島また子”に近づけるかもしれないと感じました。こうみえてけっこう燃えるタイプなので、やるからには頑張ってやらせていただこう!という想いで臨みました。」と語っている。
飛び抜けた策略家である武市変平太役に佐藤二朗。鬼兵隊の頭脳で冷静沈着、個性あふれる鬼兵隊の中でも“変人”と呼ばれる“変人謀略家”。剣術はからっきしのようで、実戦や真剣勝負には弱い。自称・フェミニスト。佐藤二朗は「高杉一派の一人でありますし、鬼のように強い鬼兵隊の一人ということで、それをちゃんと意識してやりました。という今の僕のコメントが逆に原作ファンの感情を逆なでしないことを祈っています。」とコメント。佐藤も福田監督作品、映画『斉木楠雄のΨ難』に出演する。
同隊の中で人斬り似蔵の異名を持つ岡田似蔵役に新井浩文を起用。盲目だが嗅覚・聴覚・勘が人一倍発達しており、対象を光で感知する。凄まじい剣技と好戦的かつ冷静な性格を持つ問題児。危険な空気を漂わせる岡田役を怪演した新井浩文は小栗との激しいバトルシーンを振り返り、「大前提として怪我をさせてはいけないが、その中でも本気でやらないと迫力が出ない。怪我をさせないようにだけは、注意してやりました」とギリギリのアクションシーンに挑んだことを語っている。新井も、映画『斉木楠雄のΨ難』の公開を控えている。
2人は物語の鍵をにぎる名刀“紅桜(べにざくら)”を生み出した江戸一の刀匠である父・村田仁鉄の後を継ぎ、鍛冶屋を営んでいる。対照的なキャラクターの兄妹が、物語に与える影響に注目だ。