カレンウォーカー(KAREN WALKER)が2018年リゾートコレクションを発表。今シーズンは、「Eat Cake」をテーマに、マリー・アントワネットのイメージとヒップホップを感じるストリートスタイルが融合したコレクションを作り上げた。
高貴な妃であるマリー・アントワネットを彷彿させるスタイルは、裾にフリルがあしらわれたブルマや、リボンとフリルを贅沢にあしらったガーリーなトップス、ドレスなどに現れた。ソフトで繊細なランジェリーのようなウェアは、それぞれオレンジ・アイスレモン・パウダーブルー・ショッキングピンクといったキャンディーのような明るい色味に染められている。
そんなフランスの王女と並ぶのは、現代的なストリートウェア。ボンバージャケットやスウェット、デニムジャケット、少しオーバーサイズのウィンドブレーカーといった服がコレクションにストリートの風を吹き込む。
注目したいのは、プリセンススタイルへとアップデートされたそのデザインだ。ボンバージャケットはキャンディーのような鮮やかなオレンジカラーで染め上げ、アーム部分にはふんだんにフリルを配置。スウェットもアーム部分に優美なラッフルをあしらい、おまけに背面にはマリーのイラストと「RUNAWAY」の文字を描いた。それぞれ彼女の世界観がミックスされているのが分かる。
スタイリングは、2種類の要素を自由自在に組み合わせたもの。ジャージにフリル付きブルマ、リボンブラウスにカットオフデニムと、まるでアーバンシティを生きるマリー・アントワネットの着こなしのよう。さらに、ボリューミーなリボンシューレースのスニーカーや、いくつものフリルがあしらわれたカンゴール(KANGOL)ハットを取り入れ、見事なミックススタイルを完成させた。