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名古屋ボストン美術館のファッション展の関連イベント - ヘップバーン、ジャッキーのスタイルに迫る講演会など

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森山大道 《Novembre》2006年 ©Daido Moriyama
森山大道 《Novembre》2006年 ©Daido Moriyama

名古屋ボストン美術館にて、開催中のファッション展「What's an Icon of Style? 時代を彩るファッション」(詳細はこちら:https://www.fashion-press.net/news/3531)では2012年3月から5月にかけて、関連イベントを実施している。

「What's an Icon of Style? 時代を彩るファッション」展は、シャネルクリスチャン・ディオール等のオートクチュールや、ダイアナ妃、マドンナ、オードリー・ヘップバーンなど世界的に著名な女優をモデルとした写真やイラストなど、「ファッションアイコン」をキーワードに集められた作品が並ぶ。この展覧会は、第1章クリエーション - デザイナーの芸術作品、第2章コラボレーション - アイコンとデザイナーの共同制作、第3章リ・クリエーション - ファッション写真とイラストレーションの3部構成。5月27日(日)まで開催されている。

会場となっている名古屋ボストン美術館は1999年に、米国ボストン美術館の姉妹館として開館。米国の本館が所蔵する優れたコレクションを紹介している日本で唯一の施設だ。ファッション展と連動して行われるイベントは講演会と学芸員によるミニ・レクチャー。講演会は「エレガンスの秘密―オードリー・ヘップバーンとジャクリーン・ケネディ」 というテーマでスタイリストの原由美子を招いて行う。

ユーサフ・カーシュ 《オードリー・ヘップバーン》1956年 ©Estate of Yousuf Karsh ユーサフ・カーシュ 《ジャクリーン・ケネディ》1957年 ©Estate of Yousuf Karsh
左)ユーサフ・カーシュ 《オードリー・ヘップバーン》1956年 ©Estate of Yousuf Karsh
右) ユーサフ・カーシュ 《ジャクリーン・ケネディ》1957年 ©Estate of Yousuf Karsh

オードリーヘップバーンは50年代から60年代にかけて大活躍した女優だが、ファッション界にも多大な影響を与えた。ヘップバーンスタイルと呼ばれるショートヘアやサブリナパンツ、バレエシューズなどを大流行させ、そのアクティブなスタイルは当時の女性に新しいファッションスタイルを提案した。ジャクリーン・ケネディはジョン・F・ケネディ大統領の夫人。ファーストレディとしての役職はケネディ大統領が暗殺されるまでの2年半という短い間だったが、その鮮烈なファッションセンスで多くの人の注目を集めた。TPOに応じた抜群のスタイリングとそのファッションセンスは今でも多くの人に称賛されている。グッチ(GUCCI)のアイコンバッグのジャッキーバッグは、彼女へのオマージュとして作られた。そして講師の原由美子はスタイリストの草分け的存在として、雑誌「anan」の創刊から関わり、「クロワッサン」や「FIGARO」といった雑誌でも活躍している。毎日ファッション大賞や東京クリエイション大賞など数々のファッションコンクールの審査委員を務め、「原由美子のおしゃれ上手」など著作も多数。

今回のイベントはファッションをより深く知ることのできる貴重な機会。その他、子どもや学生、親子向けプログラムも充実。服作りを体験できる企画もあるのでぜひチェックしよう。

【関連イベント詳細】
■講演会「エレガンスの秘密―オードリー・ヘップバーンとジャクリーン・ケネディ」
日時:4月14日(土)14:00~15:30
場所:名古屋都市センター 14階 特別会議室 (名古屋ボストン美術館と同じビル内)
講師:原 由美子氏(ファッションディレクター)
定員:100名/聴講無料/当日先着順

■学芸員によるミニ・レクチャー
日時:4月29日(日) 14:00~14:30
場所:美術館5階レクチャールーム
定員:40名/聴講無料/要当日入館券/当日先着順 ※13:00から受付で整理券配布

■ギャラリートーク(学生向け)
開催日:3月28日(水) 17:00~
会場:美術館 展示室内
対象・定員:学生・一般(どなたでも参加可能)20名
※聴講無料/要当日入館券/当日先着順 ※16:00から受付で整理券配布

■ギャラリートーク(親子向け)
開催日:4月1日(日)、28日(土)、5月3日(木) 14:00~(各日)
会場:美術館 展示室内
対象:親子5組10名
※聴講無料/要当日入館券/当日先着順 ※13:00から受付で整理券配布

【事前申込イベント】
■子どもプログラム
『ファッション・ショー★デザイナーに挑戦!』
いろいろな素材を使って個性あふれるドレスを作り、出来上がった作品をファッション・ショーで発表。
開催日:5月5日(土) 14:00-16:00
応募〆切:4月22日(日)
会場:美術館 5階図書コーナー
対象:小学生20名
参加費:無料(保護者の入館には入館料が必要)

■大人プログラム
『オートクチュール刺繍教室』
本場フランスのアトリエでオートクチュール刺繍を学んだ数少ない日本人クリエーターによる刺繍教室を開催。
開催日:5月12日(土) 時間未定(決定次第、名古屋ボストン美術館HPでお知らせ)
応募〆切:4月29日(日)
会場:美術館 5階図書コーナー
対象:大人(高校生以上)20名
参加費:材料費:3,000円程度(別途当日の入館券が必要)

【展覧会概要】
What's an Icon of Style? 時代を彩るファッション
開催日 : 2012年3月17日(土)~5月27日(日)
場所 : 名古屋ボストン美術館
住所 : 〒460-0023 名古屋市中区金山町1-1-1
開館時間 : (火~金)10:00~19:00 (土、日、祝)10:00~17:00
※最終入館は閉館の30分前まで
休館日 : 月曜日(祝日の場合翌日平日)
入館料金 : 一般 : 1,200円(1,000円) シルバー・学生 : 900円(700円) 中学生以下無料
( )内は前売り / 団体・平日午後5時以降の割引入館料金、シルバーは65歳以上
問い合わせ先 TEL : 052-684-0101
名古屋ボストン美術館公式サイト : http://www.nagoya-boston.or.jp/

主な出展作品
クリスチャン・ディオール、シャネル、ジバンシイピエール・カルダン
ジョン・ガリアーノアレクサンダー・マックイーン、アーノルド・スカージ、
カール・ラガーフェルドクリスチャン・ラクロワオリヴィエ・ティスケンス
鳥丸軍雪、山本耀司(ヨウジヤマモト)、ユーサフ・カーシュ、
ハーブ・リッツ、アーヴィング・ペン、森山大道、ウィリアム・クライン ほか

主催 : 名古屋ボストン美術館、ボストン美術館
共催 : 中日新聞社
協賛 : 中京テレビ放送、タキヒヨー、中部国際空港、エスカ、ユニモール
後援 : 米国大使館、在名古屋米国領事館名古屋アメリカン・センター、愛知県、名古屋市、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、名古屋商工会議所
協力 : 日本航空、大韓航空、近畿日本鉄道、東海旅客鉄道、名古屋市交通局、名古屋鉄道、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
特別後援 : ナゴヤファッション協会

All Photographs ©2012 Museum of Fine Arts, Boston.

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