ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。
今季はメンズ同様、デヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』といった映画に登場する"サイコパス"なキャラクター像から着想を得た、二面性がコレクションのキーワードとなる。ウィメンズで一際目を惹くのは、ハードな側面とセクシーな要素の2つを捉えるアプローチ。
例えばジョン ローレンス サリバンらしい強さの中に、ランジェリーを思わせるディテールを施す手法を試みている。タフなデニムジャケットは、露わになった肩部分からちらりと覗く、華奢なストラップが印象的。一見するとメンズライクなテーラードジャケットも、後姿にはコルセットを彷彿とさせるレースアップリボンがあしらわれ、センシュアルな女性らしさが表現されている。
一方でフェミニンなシルエットをベースに、シャープなエッセンスを加える技法も。総レースの繊細なドレスは、ブラックのカラーリングとアシンメトリーなスリーブで辛口なテイストに転換。ダークグリーンのキャミソールドレスは、バックスタイルにシックな花柄をドッキングし、エッジの効いたアイテムに仕上げた。
強さの中にセクシーな魅力を忍ばせたスタイルにアクセントを加えるのは、メンズコレクションにも散りばめられているカウボーイ風のシューズやバッグ。ビブラムソールを融合したウェスタンブーツやスタッズを配したベルトポシェットなどをコーディネートに取り入れることで、ジョン ローレンス サリバンらしいウィットに富んだ着こなしが完成する。