音楽や3Dの迫力ある映像で構成されるアトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」では、ピーターパンやティンカーベルとともに、フック船長と海賊たちにさらわれたウェンディの弟ジョンを救うためにボートに乗り込み、ネバーランドを舞台にした壮大な冒険の旅に出発。
ゲストはまずロストキッズの隠れ家にてプレショーを鑑賞。ジョンがフック船長に捕まったこと、ジョンを助けに行こうとピーターパンがロストキッズとゲストへ伝えるシーンとなっている。
隠れ家を抜けて船に乗り込むと、冒険がスタート。「きみもとべるよ!」の曲と共にティンカーベルの妖精の粉をかけられたボートが浮かび上がったり、フック船長をはじめとする海賊たちと戦ったりと、劇中のワンシーンを想起させるシーンが盛り沢山だ。旅の途中、ウェンディやマイケル、タイガー・リリー、チクタクワニらと出会えるのも嬉しい。
ちなみに待機列の洞窟やジャングルには、プーさんらしきぬいぐるみも。ジャングルにある葉っぱには、時折ティンカーベルが通りかかったかのような演出がなされるので、アトラクションまでの道のりも楽しみながら進むことができる。
小腹がすいた時は、“ロストキッズの隠れ家”でもあるカウンターサービスのレストラン「ルックアウト・クックアウト」へ。ロストキッズが漂流した船の残骸などを集めてつくったというこのレストランでは、ネバーランドの景色を眺めながらバナナチップス、シュリンプチップスなどをあわせた「ロストキッズスナックボックス」などを味わえる。チキンのフレーバーは“レモンティーチキン”と“バターカレーチキン”から選択可能だ。
ティンカーベルが暮らす妖精の谷「ピクシー・ホロウ」にもアトラクションを設置。春夏秋冬4つの季節に分かれた「ピクシー・ホロウ」のさまざまな場所に、荷物や小包を配送するティンカーベルを手伝うアトラクション「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」が体験できる。ビジーバギーはこぼれたハチミツやペンキ、凍った地面でスリップしたり、くるくると動いたり、素早く方向転換したりするので、まさに“ビジー”に配送業務を行っているかのよう。
ここでは、ゲストも妖精と同じ大きさになって楽しめるのがポイント。たとえば“夏の湿地”では、巨大なひまわりに囲まれる中をビジーバギーが進む。続く“秋の森”には、巨大なカボチャや色とりどりのトウモロコシが。“冬の森”では冬眠に入ろうとするネバービーストの姿を、最後に訪れることになる“春の谷”では2匹の巨大な蜂、てんとう虫など春らしい光景が目の前、また頭上に広がる。
なおアトラクションの入口や乗り場付近では、妖精の羽根が生えたキャストから「人間の皆さんようこそ」と声をかけられるのもユニーク。妖精たちの世界へ訪れたのだということを再認識させてくれる。
東京ディズニーリゾートに初登場となるローストビーフ味のポップコーンも販売。焼いた肉やグレイビーソースの香りを感じることのできる味わいに仕上げた。
ポップコーンは、様々な色味の古い板切れを組み合わせた船のような見た目のポップコーンワゴンにて提供。ワゴンにはロストキッズたちが落書きしたかのようなイラストが描かれているので、何が描かれているのか並びながら観察するのも楽しそうだ。