ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)の2019年春夏メンズコレクションが、ミラノファッションウィーク最終日の2018年6月18日(月)に発表された。
白い布に覆われたランウェイの背景。風が吹けばひらひらと揺れ、その軽やかな演出は、連日猛暑が続いたミラノファッションウィークのオアシスのように涼し気だ。その合間から登場するモデルたちもまた、爽やかで軽快な装いだった。
テキスタイルは、リネンやシアサッカーなどの涼やかなもの。時折登場するジョルジオ アルマーニらしいグラフィカルなニットが、ブランドの伝統を思わせる重厚な雰囲気だ。レザーは、ほんのりシワが残るナチュラルな風合いで、春夏らしいファブリックと均衡を図っている。
今季は、十八番であるスーツも爽やかな香り。ナチュラルな落ち感に、ラペルのフォルムはショールカラーが主流だから、極めてエフォートレス。絶妙な抜けで、ジャケットが正装であることを忘れるほどサラリと着こなせる。
ボトムスもリラクシングなムードで、ハイウエストのワイドストレート、前述した通気性に優れた素材によるジョガーパンツなどを提案。さらに視線を下にすると、今季はクラシックなレザーシューズに加えて、ソールがスニーカー仕様のエスパドリーユやスリッポンが登場している。