特別展「生誕130年記念 奥村土牛」が、東京・山種美術館で2019年2月2日(土)から3月31日(日)まで開催される。
2019年に広尾開館10周年を迎える山種美術館で開催される特別展「生誕130年記念 奥村土牛」は、日本画家・奥村土牛の生誕130年を記念し、山種美術館所蔵のコレクションの中から厳選した名品約60点を展示する展覧会だ。山種美術館の創立者である山﨑種二が、様々な画家と直接交流する中でも特に奥村土牛と親しくしていたことから、135点に及ぶ日本屈指の土牛コレクションが所蔵されている。
瀬戸内海の鳴門の渦潮を描いた《鳴門》や、師と仰ぐ小林古径を偲んで制作した《浄心》《醍醐》などの代表作をはじめ、活躍の場であった院展の出品作を中心に奥村土牛の画業を紹介する。
奥村土牛は、画家志望であった父親のもとで10代から絵画に親しみ、38歳で院展初入選。遅咲きでありながら、展覧会に絵を出品し続け、40代半ばから注目を集めるようになった。「死ぬまで初心を忘れず、拙くとも生きた絵が描きたい」と語り、100歳を超えても絵を描き続けた奥村土牛ならではの、繊細で優しいまなざしを通して描かれた作品の数々を堪能できる展示内容となっている。
【山種美術館 広尾開館10周年記念特別展】生誕130年記念 奥村土牛
会期:2019年2月2日(土)~3月31日(日)
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(但し、2月11日は開館、2月12日は休館)
入館料:一般 1,200円(1,000円)・大高生 900円(800円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金、および前売り料金。
※障がい者手帳、被爆者健康手帳提示者、およびその介助者(1名)は無料。
※きもの割引:会期中、きもので来館すると、団体割引料金。
※リピーター割引:本展使用済入場券(有料)を提出すると、会期中入館料が団体割引料金となる。(1名1枚につき1回限り有効)
※複数割引併用不可。