第76回ゴールデングローブ賞の受賞結果を紹介。“アカデミー賞の前哨戦”としても位置づけられているビックセレモニーで、栄冠を手にした作品・俳優は?最後まで激戦を繰り広げたノミネート作品と共に、チェックしてみて。
『ボヘミアン・ラプソディ』は、伝説のロックバンド「クイーン」のリード・ヴォーカルを務めたフレディ・マーキュリーに焦点をあてたストーリー。その華やかな成功と共に波乱万丈の人生を描いていく。第76回ゴールデン・グローブ賞においては、ドラマ部門の作品賞を受賞。また主演男優賞(ラミ・マレック)も受賞する快挙となった。
ノミネート作品
・『アリー/ スター誕生』
・『ブラック・クランズマン』
・『ブラックパンサー』
・『ビール・ストリートの恋人たち』
受賞者
ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)
ノミネート者
・ウィレム・デフォー(『永遠の門 ゴッホの見た未来』)
・ジョン・デヴィッド・ワシントン(『ブラック・クランズマン』)
・ブラッドリー・クーパー(『アリー/ スター誕生』)
・ ルーカス・ヘッジズ(『ある少年の告白』)
受賞者
グレン・クローズ(『天才作家の妻 40年目の真実』)
ノミネート者
・ニコール・キッドマン(『DESTROYER(原題)』)
・メリッサ・マッカーシー(『CAN YOU EVER FORGIVE ME?(原題)』)
・レディー・ガガ(『アリー/ スター誕生』)
・ロザムンド・パイク(『A PRIVATE WAR(原題)』)
第76回ゴールデングローブ賞において、ミュージカル・コメディ部門の作品賞に輝いた『グリーンブック』は、実話を基にしたヒューマンドラマ。粗野で無教養なイタリア系用心棒と、インテリな天才黒人ピアニストという何もかも正反対な二人が、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、ツアーへと旅立つ道中が描かれる。
なお本作は作品賞のみならず、脚本賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の3冠を獲得している。
ノミネート作品
・『クレイジー・リッチ!』
・『女王陛下のお気に入り』
・『バイス』
・『メリー・ポピンズ リターンズ』
18世紀初頭、フランスと戦争状態にあるイングランドの宮殿を舞台に描く『女王陛下のお気に入り』。エマ・ストーンを主演に迎え、貴族の地位に返り咲くため必死に戦う、召使いの物語を映し出す。第76回ゴールデングローブ賞では、女王役に抜擢されたオリヴィア・コールマンが受賞を果たしている。
ノミネート者
・エミリー・ブラント(『メリー・ポピンズ リターンズ』)
・エルシー・フィッシャー(『EIGHTH GRADE(原作)』)
・コンスタンス・ウー(『クレイジー・リッチ!』)
・シャーリーズ・セロン(『タリーと私の秘密の時間』)
『バイス』は、アメリカの田舎の電気工から“事実上の大統領”に上り詰め、ジョージ・W・ブッシュ政権下で強大な権力と共にアメリカを自在に操ったディック・チェイニー副大統領の裏側を描く社会派エンターテインメント。第76回ゴールデン・ローブ賞においては最多6部門にノミネート。主人公を演じたクリスチャン・ベールが、ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞を獲得した。作品ごとに度肝を抜かれる変貌ぶりで知られる、彼の完璧な役作りに注目だ。
ノミネート者
・ヴィゴ・モーテンセン(『グリーンブック』)
・ジョン・C・ライリー(『STAN & OLLIE(原題)』)
・ロバート・レッドフォード(『THE OLD MAN & THE GUN(原題)』)
・リン=マニュエル・ミランダ(『メリー・ポピンズ リターンズ』)
『スパイダーマン:スパイダーバース』が、シリーズ史上初となるアニメーション作品賞を受賞。映画『スパイダーマン』シリーズにおいて、初のゴールデングローブ賞ノミネート及び受賞となる。
今回物語の主人公となるのは、ニューヨーク・ブルックリンに住む少年マイルス・モラレス。長年スパイダーマンと して活躍するピーター・パーカーを師とし、様々な壁にぶつかりながら一 人前のスパイダーマンとして成長していく。
ノミネート作品
・『犬ヶ島』
・『インクレディブル・ファミリー』
・『シュガー・ラッシュ:オンライン
・『未来のミライ』
受賞作品
『ROMA/ローマ』(メキシコ)
ノミネート作品
・『CAPERNAUM(原題)』(レバノン)
・『GIRL(原題)』(ベルギー)
・『NEVER LOOK AWAY(原題)』(ドイツ)
・『万引き家族』(日本)