アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』が、2019年3月8日(金)に公開。第91回アカデミー賞受賞式において、長編アニメーション賞に輝いた作品だ。
『スパイダーマン:スパイダーバース』の主人公は、ニューヨーク・ブルックリンの少年マイルス・モラレス。スーツの上にパーカーとナイキのエアジョーダンを履き、フレッシュさあふれるマイルスは、ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生だ。まだ 自分自身の力をうまくコントロールできない彼は、長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーを師とし、様々な壁にぶつかりながら一 人前のスパイダーマンとして成長していく。
原作となるのは、マーベル・コミックの漫画作品『スパイダーバース』だろう。同じキャラクターが別の次元で異なる形で存在する、“マルチバース”と言われる世界観が特徴のマーベル・コミック。本作ではこの設定を活かし、各種漫画版に加え、アニメ版やテレビドラマ版など、様々なスパイダーマンが次元を超えて夢の共演を果たすという内容になっている。
予告映像に映し出されているのは、二人のスパイダーマンが地下鉄のプラットフォームで話している様子。また、2018年7月にアメリカ・サンディエゴで行われた「コミコン」の会場にて披露された映像には、ニコラス・ケイジが声優を務めるスパイダーマン・ノワールや、ブタのスパイダーハムらが登場。それぞれ異なる能力や性格のスパイダーマンたちがどう物語に絡んでいくのか。本作最大のポイントとなりそうだ。
プロデューサーを務めるのは、フィル・ロード&クリス・ミラー。『LEGO ムービー』、『くもりときどきミートボール』などで知られる両氏は、映画「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ『ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督も務める予定だった新鋭の監督タッグだ。
日本語吹替版主題歌を手掛けるのは、凛として時雨のフロントマンTKによるソロプロジェクト「TK from 凛として時雨」。『スパイダーマン:スパイダーバース』のために書き下ろした新曲「P.S. RED I(ピーエスレッドアイ)」が、物語に彩りを添える。
また、スパイダーマンたちのコンセプトアートやスケッチなどをまとめた公式本「アート・オブ・スパイダーマン:スパイダーバース」が、2019年3月1日(金)に発売される。本書では、アニメーションチームの解説と共に、作品に登場する街の風景やインテリア、グラフィックの詳細などを紹介。もちろん主要キャラクター全員についても掲載されているので、映画を観る前に、より作品の世界への理解を深めることができそうだ。
第76回ゴールデングローブ賞で『スパイダーマン:スパイダーバース』は、シリーズ史上初となるアニメーション作品賞を受賞した。スパイダーマン映画シリーズにおいて、ゴールデングローブ賞のノミネート及び受賞も初の出来事ととなる。
さらに第91回アカデミー賞においては、長編アニメーション賞を受賞する快挙を達成。スパイダーマン映画シリーズにおいて、『スパイダーマン』『スパイダーマン2』の技術関連賞以外、“作品”としてのアカデミー賞ノミネート及び受賞はシリーズ史上初となる。
なお “アニメーション界のアカデミー賞”といわれるたアニー賞においては、長編アニメーション作品賞、監督賞、キャラクター・アニメーション賞、キャラクター・デザイン賞、美術賞、脚本賞、編集賞の7部門でノミネートとなり、最多受賞を記録している。
映画『スパイダーマン:スパイダーバース』
日本公開日:2019年3月8日(金)
製作:アヴィ・アラド、フィル・ロード&クリストファー・ミラー
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
脚本:フィル・ロード
原題:Spider-Man: Into The Spider-Verse
日本語吹替版主題歌:「P.S. RED I」TK from 凛として時雨
日本語吹替版声優:宮野真守、小野賢章、悠木碧
音響監督:岩浪美和
■アート・オブ・スパイダーマン:スパイダーバース
発売日:2019年3月1日(金)
著者:ラミン・ザヘッド
価格:3,700円+税
発行:スペースシャワーネットワーク
■前売り券情報
発売日:12月14日(金) ※取り扱い劇場の詳細は公式サイト参照
ムビチケカード価格:一般 1,400円(税込)/小人 900円(税込)
特典:缶バッジ ※数量限定 ※一部劇場を除く※キャラクターは選べない