ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)は、2019-20年秋冬メンズコレクションを発表。本コレクションは2019年7月19日(金)より全国展開予定だ。
英国のクラシックスタイルを、ポップなプリントとヴィヴィッドなカラーを組み合わせることでモダンにアレンジした今シーズン。ブリティッシュのトラディショナルなウェアに、サイケデリックな空気感が広がっていく。
テーマは、「オール・トゥゲザー・ナウ」。デザイナーのステラ マッカートニーの子供時代の記憶と、ビートルズのアニメ映画『イエロー サブマリン』が着想源となっている。キャメルやグレー、ブラックといったシックな色彩のピースに、象徴的なイエローと温もりのあるレッドをはじめとするカラーが、華やかさをプラスする。
例えば、『イエロー サブマリン』の作中でユニフォームとして使用されていた、マーチングバンドのストライプを配したグレンチェックのコートやトラウザー、グレーのウールポンチョ。そしてまぶしいほど鮮やかなサブマリンイエローのステンカラーコートは、ステラ マッカートニーならではの上品さの中に、エネルギッシュで、突き抜けた明るさをもたらしている。
最もアイコニックかつアイキャッチなのは、ビートルズのアートワークやロゴのパッチを所狭しと配したウールミリタリーコート。
パッチは襟やバックにまで施されており、中にはパッチだけでなく缶バッジ、ピンバッジも。音楽が聞こえてきそうなほど賑やかな仕上がりだ。その一方、服そのものの仕立てに目を向けると、身頃にややゆとりを持たせ、着た時のシルエットをきれいに見せる端正な造形であることが見て取れる。シンプルなシャツやオールホワイトのスニーカーを組み合わせ、クリーンな着こなしを提示している。
ポップアートのようにカラフルな陰影で、ビートルズのメンバーを表現した「オンリー・ア・ノーザン・ソング」のグラフィックは、ブラックのミニマルなマッキントッシュコートをキャッチーに彩り、ニットやTシャツにはダイナミックなインターシャで表現されている。
その他にも、バックに『イエロー サブマリン』のモチーフとビートルズの4人を刺繍したグレーのウールジャケットや、「ペパーランド」の景色をデジタルプリントしたオーガニックコットンポプリンのシャツ、「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」のテキストと共にメンバーのグラフィックを配したニット、「オール・トゥゲザー・ナウ」を様々な言語でプリントしたスウェットシャツなど、クラシカルなアイテムの上に象徴的なアイコンを投影し、調和させたウェアが登場した。