オメガ(OMEGA)のアイコンモデルのひとつ「スピードマスター」から、アポロ11号の月面着陸50周年を記念した限定腕時計が登場。2019年夏より展開予定だ。
1969年7月21日、ニール・アームストロングとバズ・オルドリンは、月着陸船イーグル号から降り立ち、異世界に足を踏み入れた。そしてその瞬間と同時に、オメガの「スピードマスター」は月面で装着された最初の時計となった。
それから50年の時を経て、新たな限定モデル「スピードマスター アポロ11号 50周年記念 リミテッド エディション」が登場する。
ケースは、ポリッシュ仕上げの18Kムーンシャインゴールドのベゼルを採用。その名の通り月を想わせるこのカラーは、従来のイエローゴールドよりも色合いが淡く、経年による輝きや色の変化への耐性も強い。
また、ニスを施した中央のグレーゾーンとブラックのアウターゾーンからなるダイヤルには、ベゼルと同じ18Kムーンシャインゴールドを採用したインデックス、ベゼル、オメガロゴ、針が淡い輝きを放つ。アポロ11号にちなんで、11時位置には、18Kムーンシャインゴールドで「11」の数字をあしらった。そして9時位置にあしらわれた月面に降り立つバズ・オルドリンの姿もまた目を引く存在だ。
ケースバックの内側には、人類が初めて月面に記した足跡がレーザーエングレービングで施され、ニール・アームストロングが残した伝説の言葉「THAT’S ONE SMALL STEP FOR A MAN, ONE GIANT LEAP FOR MANKIND ― これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という言葉がレタリングされている。
全体が18Kムーンシャインゴールドに彩られたモデルは、1969年に製造された有名な「スピードマスター BA 145.022」を踏襲するもの。BA 145.022モデルは、1969年から1973年までの間にわずか1,014個しか作られておらず、限定番号3~28はNASAの宇宙飛行士に贈呈された稀少性の高いタイムピースだ。
そんな名盤を再現したのが、今回の限定モデル。オメガのセラゴールド技術によるタキメータースケールが施されたバーガンディのベゼルリングを採用している。第一世代の毎時500単位のスピードマスターのタキメータースケールのほか、90の数字の上にふられたドットもその歴史を想わせるディテールだ。
ケースバックリングには、バーガンディカラーで「1969-2019」と 限定番号、無着色で“MASTER CHRONOMETER ” の文字がエングレーブされた。
「スピードマスター アポロ11号 50周年記念 リミテッド エディション」2つの限定モデルともに心臓部分となるのは、キャリバー3861。オメガの耐磁性テクノロジーを採用し、マスター クロノメーターとして業界最高水準の精度、計時性能、 耐磁性を実現したキャリバーだ。
ステンレススティール製モデルには“NASAスタイル”の特製ボックスがセットに。月着陸船を模したディスプレイスタンドが内装されている。また、50周年記念とアポロ11号の、2つのミッションパッチと2枚のエングレービングプレート、そして替えのストラップとストラップ交換ツールが付属する。