「特別展 天空ノ鉄道物語」が、2019年12月3日(火)から、六本木の森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリーにて開催。
当初、3月22日(日)まで開催予定だったが、森美術館、六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー、森アーツセンターギャラリーは臨時休館。再開予定日は未定のため、「特別展 天空ノ鉄道物語」は臨時休館中に会期終了。
「特別展 天空ノ鉄道物語」は、海抜250mに位置する六本木ヒルズ森タワーの地上52階全フロアを舞台に、これまでにない展示手法を使った演出やコンテンツを展開する過去最大級の体感型展覧会。
JR7社や東京メトロ、東京都交通局などの全面協力の元、普段は見ることのできないレアな展示品を軸に、東京オリンピックと共に初めて新幹線が開通した1964年から2020年のオリンピックイヤーを結ぶ形で紹介される。
鉄道文化の軌跡をたっぷりと体感できる展示エリアでは、国鉄時代の駅を再現したセットや、歴史を振り返るアートやインスタレーションを展開。さらに、ヘッドマークや時刻表、制服といった鉄道マニア垂涎の展示品の数々も並ぶ。
また、日本独自の鉄道文化と所縁のある「食」「旅」「アニメーション」「ゲーム」などにも着目したインタラクティブな演出の他、展覧会オリジナルの鉄道関連グッズも多数販売。日本国民の足として進化を遂げてきた鉄道を、様々な角度から楽しめる展覧会となっている。
会場内では、鉄道写真家・中井精也の写真展「鉄道のある暮らしの風景 —夢と希望の三陸鉄道—」を同時開催。東日本大震災で被害を受けた三陸鉄道が復活し、沿線住民の暮らしを支えるべく奮闘する様子を捉えた作品をはじめ、何気ない日常の“鉄道”のある風景を切り取った叙情的な作品などを展示する。
展覧会期間中は「特別展 天空ノ鉄道物語」オリジナルの駅弁や駅そば、スイーツ、観光列車フルコースといった限定グルメも登場。会場に隣接する「カフェ ザ サン(Cafe THE SUN)」、「レストラン ザ ムーン(Restaurant THE MOON)」、特設ショップの3か所で提供を行う。
「カフェ ザ サン」は、展覧会とコラボレーションした「天空駅カフェ」に変貌を遂げる。オリジナルメニューの「天空駅そば」として「関東 海老天蕎麦」や「関西 タヌキ蕎麦」、相鉄・JR直通線用新型車両「12000 系」をイメージしたレアチーズケーキ、列車のヘッドマークをデザインしたカフェラテなど、幅広いメニューを楽しむことが可能だ。
「天空駅そば」の登場を記念して、くるりの岸田繁による楽曲「そばを食べれば」とのコラボレーションも実施。2017年にJR 東日本が開催したキャンペーンソングとして描き下ろした「そばを食べれば」のCDを999枚限定で復刻する。
さらに、車両ドアをパッケージにし、北海道から鹿児島まで各地の名産を贅沢に使ったオリジナル駅弁「ドア弁」も用意。「石狩鮭親子」「みそかつ」「贅沢 鯛めし」「絶品 蟹めし」など、前期・後期合わせて12種類のメニューを味わえる。
「レストラン ザ ムーン」では、後期限定で、しなの鉄道が運行する軽井沢から長野を繋ぐ観光列車「ろくもん」で提供している「アトリエ・ド・フロマージュ」のフルコースを用意。信州プレミアムビーフや信州サーモン、新鮮な野菜、チーズなど、信州の味を楽しむことができる。