沖縄県の著名な観光地として知られ、1年を通して多くの人が訪れる「沖縄美ら海水族館」。「チュらうみ」とは沖縄の方言で“清ら(しい)海”という意味。沖縄の海を再現する水族館では、ジンベエザメをはじめとする多くの海の生き物たちに出会うことができる。
「沖縄美ら海水族館」館内は、まるで海の中に深く潜っていくような構造になっており、サンゴ礁が広がる浅瀬から沖合の黒潮、そして深海へと、その場所に住む海の生き物たちを順番に鑑賞できる。
本記事では、「沖縄美ら海水族館」とその周辺施設のみどころをたっぷりご紹介。他の水族館では味わえない壮大な海の魅力を届ける注目スポットをまとめた。
「沖縄美ら海水族館」の一番の見どころとも言える「黒潮の海」では、全長8.7メートルのジンベエザメやナンヨウマンタをはじめ約65種類の魚たちが泳ぐ。
困難とされていたジンベエザメの複数飼育を世界で初めて実現。さらに最大級のエイ・ナンヨウマンタの複数飼育と繁殖にも世界で初めて成功した。魚たちが悠々と泳ぐ姿は圧巻だ。
水槽が一番きれいな時間帯は早朝。魚を撮るときは、目にピントを合わせるのがコツだ。また、フラッシュ撮影の場合はアクリルパネルの正面より少し斜めに構えると、反射がうつり込まずに撮影できる。
9:30に行われるマンタの給餌解説では、水中のエサを後方回転しながら食べる様子が見られる。シャッターチャンスを逃さないで!
「黒潮の海」大水槽を水上から自由に観覧する「黒潮探検」は、いつもと違う角度から「沖縄美ら海水族館」を知れる人気の水上観覧コース。決まった時間にスタッフの解説も行われており、より深く“海の秘密”を探ってみたいという人にはおすすめ。
※観覧時間:8:30~11:00(最終入場10:45)、17:30~閉館(最終入場は閉館の15分前)。
「アクアルーム」は天井がアクリルパネルになっており、下から海の世界を楽しむことができる。優雅に泳ぐジンベエザメやナンヨウマンタは空を飛んでいるかのよう。海底にいるような気分で海の世界を楽しめる。
沖縄の美しい海を彩る「サンゴの海」水槽では、自然光をいっぱい取り入れた300立方メートルの大水槽の中にサンゴが展示されている。造礁サンゴ礁に暮らす小さな魚たちも共存しており、まるで自然そのままの姿を見るような感覚で海の世界を楽しめる。
沖縄を取り囲む海の底には、神秘的な生き物がたくさん生息している。「深海への旅」コーナーにある「深層の海」水槽では、水深200~700メートルの中で暮らす生き物たちを集めた。
タカアシガニやハマダイ、水族館生まれのノコギリザメなどが見られる。その他、水槽には沖縄美ら海水族館でしか見られない貴重な生き物もいるので必見。