ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は、ドイツの老舗模型玩具メーカーのシュコー(Schuco)社とコラボレーションし、ぜんまい仕掛け式のミニカーを発売する。温暖化へ関心を促すメッセージが盛り込まれたデザインで、売り上げの一部は環境保護団体「Cool Earth」へ寄付される予定だ。
今回発売するモデルは、1930年代に発売された「silver arrow」というモデルをベースとした、ハンドペイントによる限定2モデル。実物の様式を備えたコレクタブルモデルとして、世界で各1000台、日本では各150台ずつが販売される。
レッドカラーに彩られたアイコニックなモデルのボディには、ヴィヴィアンのシグネチャープリントであるサタイアやスカル&クロスボーン、オーブ(ORB)、そしてアングロマニア(Anglomiania)ラインのロゴであるアームと剣など、ヴィヴィアンの代表的モチーフがプリントされている。白いボディを基調としたモデルには、環境保護を促す"keep Gaia Cool"や"+5 ℃"といったスローガンをデザインインスピレーションとして取り入れることで、人類ひとりひとりが気候変動の深刻さを止めることの必要性を訴えるものだ。
シュコー社のミニカーは、ヨーロッパでは世代から世代へと受け継がれる、大切な幼少時代の思い出の品。今回のコラボレーションによって、本当に価値のある物への尊厳と原点回帰の精神を象徴している。
各モデルには鑑定書の他、スパナーやハンマー、ハンドル、カージャッキ、カーリフターなどの工具と取扱説明書が付き、スペシャルパッケージボックスにセットされ販売される。更に、限定台数を示すシリアル番号の入ったステッカーが、車体の裏面に貼られている。
この限定ミニカーは、全国のヴィヴィアン・ウエストウッドショップで11月下旬より販売される予定だ。