映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』が、2020年2月28日(金)より新宿バルト9ほかにて全国公開される。
ハロウィンの夜。高校生のステラたちは、忍び込んだ古い洋館の地下室で1冊の本を見つける。そこには美しい手書きの文字で物語が綴られていた。しかし、それは決して持ち帰ってはならない危険な本だった。
持ち帰った次の日から、子どもがひとりまたひとりと消える。そしてその“怖い本”には、夜ごとに新たな物語がひとりでに綴られてゆくのだ。次に消えるのはだれなのか? そして子どもたちはどこへ消えたのか? 血のように滲みだす物語に誘われ、恐怖が現実のものとなる──
『スケアリーストーリーズ 怖い本』の企画・製作を務めたのは、『クリムゾン・ピーク』や『シェイプ・オブ・ウォーター』を手掛けたギレルモ・デル・トロ。彼が10代の折に影響を受けた、本作と同名の児童書は、全米でベストセラーとなるも、子どもたちにトラウマを与えたとして学校図書館に置くことも禁じられたシリーズだ。そうした“曰く付きの本”から、デル・トロはストーリーを起こした。
監督としてデル・トロとタッグを組むのは、怪奇現象に襲われる検死官親子を描いたホラー映画『ジェーン・ドゥの解剖』などを手掛けたノルウェー人監督、アンドレ・ウーヴレダル。背筋の凍るような映像表現、ダークユーモアの才能を活かし、“本の中から現れる恐怖”を描く。
『シェイプ・オブ・ウォーター』で、半魚人と人間の禁断の恋を描いたデル・トロだが、本作では子供たちを恐怖へと陥れる新たな“モンスター”像に情熱を注いだ。
原作イラストでも知られる、そのモンスターの名は「ペール・レディ」。脂っこく黒いロングヘアに、青白くブヨブヨの肌、そして小さな目。遠目ではマスコットのような可愛らしささえ感じられる彼女だが、その無機質な表情とふくよかな体型のアンバランスさには、何とも言えない不気味さが漂っている。一体彼女の正体とは何なのか…⁈その答えは是非スクリーンで確かめてみて。
『スケアリーストーリーズ 怖い本』
公開日:2020年2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
原題:Scary Stories to tell in the dark
監督:アンドレ・ウーヴレダル
ストーリー原案・製作:ギレルモ・デル・トロ
出演:ゾーイ・コレッティ、マイケル・ガーザ、ガブリエル・ラッシュ、オースティン・エイブラムズ、ディーン・ノリス、ギル・ベローズ、ロレイン・トゥーサント
字幕翻訳:金関いな
配給:クロックワークス
2019 / アメリカ / 英語 / 108分 / カラー / シネマスコープ / 5.1ch / G